年齢肌の原因は?肌トラブルの原因と対処法を紹介

年齢を重ねるごとに、若いころにはなかった肌悩みが現れてはいませんか?ふと鏡に映った自分に乾燥やシミ、もたつきなどがあることに気づいて驚く方も少なくありません。今回は年齢を重ねたときの肌悩みがどのような原因で起こるのかを解説します。自分の肌タイプや肌悩みに合った生活やスキンケアを取り入れ、自信がみなぎる肌へと近づけていきましょう。


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年齢肌とは?どんな肌悩みがある?

年齢肌とは、年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れのことをいいます。よくある肌悩みの例をあげると、シミやシワ、くすみ(※)、もたつき、毛穴の目立ち、乾燥などです。

※くすみ:乾燥による

年齢肌で起こる肌悩みは、『年齢を重ねるごとに目立つ肌悩み』と『若い頃とは異なる肌悩み』があります。「肌質が変わった」と感じるような違和感があるときは、年齢肌によるものかもしれません。

若々しい印象の肌を保つためには、肌悩みに合った予防やスキンケアで年齢肌での悩みに着目していく必要があります。

年齢肌(※)は何歳から注意すべき?変化しやすい時期とは

年齢肌によって変化する時期は人によって異なりますが、年代ごとに感じやすい肌悩みがあります。

・20代後半~
20代後半からは徐々に皮脂や水分量が減少していく時期です。乾燥によって肌のキメが乱れ、顔全体のくすみや肌荒れ、大人ニキビなどが起こりやすい傾向があります。

・30~40代前半
30代からは肌のうるおいを保つ成分が失われ始め、乾燥を感じやすくなります。水分と皮脂のどちらも不足しやすくなり、毛穴の目立ちやキメの乱れに悩む方も増えるでしょう。ハリが少なくなったと感じ始めるのもこの時期です。

・40代後半~50代
40代後半になるとさまざまな肌悩みを感じる方が増え、スキンケアの効果が感じにくくなっていきます。ターンオーバー周期やホルモンバランスの乱れにより、シミやシワ、もたつきなどが生じやすく、複数の肌悩みに着目したケアが必要になる時期です。

※年齢肌:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ

年齢によって肌が老化する主な原因

年齢と肌の老化にはどのような関係があるのでしょうか。年齢を重ねるごとに現れる肌悩みの原因について解説します。

摩擦や乾燥などの外的要因

肌の老化を招く原因のひとつは、肌バリアの低下によって起こる摩擦や乾燥などの外的要因です。

肌バリアが正常に働いている状態では、水分の蒸発や外部刺激を防いでくれていますが、年齢を重ねるごとに肌バリアは低下していきます。

乾燥した空気や摩擦は肌にダメージを与えます。洗顔やスキンケアで無意識に肌をこすってしまう方は注意しましょう。

糖化

年齢を重ねるごとに、肌のタンパク質と糖が結びつく「糖化」が起こりやすくなります。糖化が起きるとAGEsという物質が発生し、肌が黄ぐすみしやすくなるのです。

糖化は加齢によって起こりやすくなると考えられていますが、糖質の過剰摂取や野菜不足、飲酒、喫煙などの生活習慣によっても起こります。

紫外線による光老化

紫外線から受けるダメージ(※)は蓄積されていくため、年齢を重ねるほど肌悩みとして現れやすくなります。

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類があり、それぞれ異なる波長を発しています。UV-Cは地表に届くことはありません。

UV-A は肌の奥まで到達し、乾燥、もたつき、シワの原因となります。シミの原因となるのがUV-Bです。UV-Bによってメラニンが過剰に作られてしまうことで、シミとなって現れます。

※ダメージ:乾燥による

ホルモンバランスの乱れ

40代を過ぎて更年期に差し掛かると、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ハリやツヤに欠かせないエストロゲンという女性ホルモンが減少し、乾燥やシワ、もたつきなどの肌悩みを引き起こしやすくなります。

また、ターンオーバー周期が長期化していくことも加齢による変化のひとつです。不要な角質が溜まり、キメが乱れ、肌が乾燥によりくすんだように感じるようになります。

年齢による肌悩みを防ぐにはスキンケアと普段の生活習慣が大切

年齢を重ねるごとに起きる肌悩みを防ぐには、スキンケアと日頃の生活習慣に気を配ることが大切です。若々しい印象の肌をキープするためにも、下記で紹介するポイントを意識しましょう。

肌にやさしいケアと保湿をする

肌は年齢を重ねるほど乾燥によるダメージを受けやすくなるため、摩擦は厳禁です。また、冷たく乾燥した空気も刺激となるので注意しましょう。

肌ダメージを予防するとともに、スキンケアでしっかりと保湿することも大切です。クレンジングはこすらないように汚れを落とし、化粧水や美容液で水分を補い、乳液やクリームでフタをしましょう。

成分にこだわった化粧品を選ぶ

年齢肌(※)のスキンケアは、自分の補いたい成分が含まれた化粧品を選ぶことが重要です。普段のスキンケアに加えてエイジングケア(※)ができる製品でスペシャルケアも行うと良いでしょう。

化粧品に含まれる成分によって着目できる肌悩みは異なります。肌悩みにあわせて検討しましょう。

・コラーゲン:肌のハリに効果が期待できる
・セラミド:肌の水分を補い維持する
・ビタミンC 誘導体: くすみ(※)のケアや医薬部外品の有効成分としてシミの予防効果が期待できる

エイジングケアについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
エイジングケアとは?お手入れ開始のタイミングや方法を紹介

※年齢肌:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
※くすみ:乾燥やキメの乱れた肌印象

紫外線対策を徹底する

年齢肌は、紫外線の影響も受けやすくなります。メラニンによるシミやくすみは年齢を重ねるほど生じやすくなるのです。

また、紫外線のダメージ(※)を受けると、肌の乾燥を招く要因にもなるため、日やけ止めや日傘、帽子などを活用して紫外線対策を徹底しましょう。注意点として、日やけ止めは汗や摩擦で落ちやすいため、こまめに塗り直すことが大切です。

紫外線は季節問わず降り注いでいるため、一年中対策する必要があります。特に春になると紫外線量が増えはじめ、肌が不安定になる時季なので注意しましょう。

※ダメージ:乾燥による

栄養バランスの取れた食生活を送る

スキンケアだけでなく、食生活を整えることも大切です。健やかな肌を保つために、普段から肌に必要な栄養素を補いましょう。ただし、肌に良い栄養素でも、特定の食品ばかり摂取するのはおすすめできません。まんべんなく補給することを心がけてください。

肌の材料になるタンパク質やビタミン・ミネラルが不足しやすいため、積極的にこれらの栄養素を摂取することが大切です。肌のカサつきが気になる方は、良質な脂質も取り入れてみてください。

しっかり入浴をする

しっかりと湯船に浸かることで、血行が良くなり肌にも良い影響を与えます。肌に付着した汚れを1日の終わりに洗い流し、清潔な状態で就寝すると、寝ている間に皮膚の細胞の回復や修復が促されます。

また、血行が促されるため、コリの緩和や疲労回復なども期待できるでしょう。肌のターンオーバーの周期も整いやすくなり、肌の健康維持に役立ちます。ただし、熱すぎるお湯は肌に負担がかかるため、38度~40度ほどのぬるめの温度に設定することをおすすめします。

質のよい睡眠をとる

若々しい肌印象を保つためには、質のよい睡眠も意識しましょう。睡眠不足になると、肌のターンオーバーの周期が乱れやすくなり、肌に悪影響をおよぼすおそれがあるからです。

また、睡眠中は皮膚の細胞を修復する成長ホルモンの分泌が促進されます。入眠直後から3時間前後で成長ホルモンの分泌量が高まるといわれているため、寝る時間帯や睡眠時間の長さだけでなく、質のよい睡眠を目指すことが重要です。

睡眠の質を高めるために、就寝前に食事をしたり、アルコールを摂取したりするのは控えましょう。入眠前の行動が睡眠の質に影響をおよぼすため、PCやテレビなどの使用を避け、眼を休ませることも大切です。ほかにも、寝室の温度や湿度を調整し、衣類や寝具などを工夫しながら睡眠環境を整えましょう。

【年齢別】スキンケアで意識したいポイント

肌は年齢を重ねるたびに変化します。そのため、年齢に合わせてスキンケアを行うことが大切です。ここでは、20代~50代の方におすすめのスキンケアについて解説します。

20代のスキンケア

20代前半の肌は、うるおいやハリがあり若々しい印象がある一方で、皮脂の分泌量が盛んでニキビや毛穴の詰まり、黒ずみなどの悩みが出やすい傾向があります。

余分な皮脂やメイク汚れは、酸化を引き起こしやすく肌トラブルの原因になりかねません。クレンジングや洗顔など、丁寧なスキンケアを心がけましょう。

20代後半は、仕事やプライベートで忙しい毎日を送っている方が多くなりますが、しっかりとした対処が必要です。

ホルモンバランスの変化やストレスなど、さまざまな要因により乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。リラックスする時間を設けるなど、ストレスと上手に付き合うのも大事です。これまでにも増して保湿に力を入れつつ、未来の美しい肌につなげましょう。

30代のスキンケア

30代になると、肌のターンオーバーの周期が遅くなり、古い角質が溜まりやすくなります。さらに、肌のザラつきやキメの粗さも目立ちやすくなるのが特徴です。若いころに浴びた紫外線の影響で、シミが発生しやすくなるケースもみられます。

30代後半になると、毛穴が目立ってくるなど、さまざまな肌悩みが出てきます。化粧水でたっぷりと水分を補い、乳液やクリームなどでフタをすることで、肌のうるおいを保ちましょう。スキンケアにそんなに時間を取れないという場合でも、日やけ止めを塗るなど、紫外線対策を徹底することが大切です。

40代のスキンケア

40代は、肌のターンオーバーの周期がさらに遅くなり、女性ホルモンのエストロゲンやコラーゲン、エラスチンなどが急激に減少します。くすみやほうれい線、小じわなどが顕著になる傾向があります。

そのため、エイジングケア用の化粧品を選ぶなど、自分に合ったスキンケアを取り入れることがポイントです。

また、更年期の影響により、体の不調がみられる方もいるため無理は禁物です。普段から栄養バランスのよい食事や、心身のリフレッシュを心がけましょう。

50代のスキンケア

50代は、肌のバリア機能の低下や、エストロゲンやコラーゲンの減少が進み、肌の弾力が失われやすくなります。

スキンケアをする際は、たっぷりと使用するだけでなく、質にもこだわりましょう。年齢に応じた有効成分が配合された化粧品を選び、丁寧なスキンケアを心がけることで、肌コンディションのキープを目指しましょう。

年齢肌(※)におすすめのスキンケア商品

これまで多くの方の肌悩みに寄り添ってきたシーボンでは、年齢肌(※)に着目したスキンケア製品を豊富に取り揃えています。シミやもたつき、乾燥など、自分の悩みにあった製品をチェックしてみてくださいね。

おすすめのスキンケア商品には、以下シリーズなどがあります。

・シーボン AC シリーズ
・シーボン ルミナス シリーズ

※年齢肌:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ

まとめ

年齢肌は、乾燥や摩擦、紫外線などさまざまな要因で起きやすくなります。年齢肌のトラブルを防ぎ、健やかな肌を保つには、丁寧なスキンケアや健康的な生活習慣を心がけることが大切です。スキンケア製品にはエイジングケア(※)に特化したものもあるため、自分の肌悩みに着目した成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。

※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること

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