毛穴浮きする原因は?対処法と毛穴浮きにならないためのポイント

普段はそこまで気にならないのに、メイクをすると毛穴が目立ってしまうことがありますよね。毛穴部分のファンデーションが、浮き上がったような状態になるのはなぜでしょうか。 今回は、毛穴浮きの原因と対処法を紹介します。毛穴が気になって悩んでいる方は、本記事を参考に対策を講じてみましょう。


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毛穴浮きする原因は“皮脂の過剰分泌”!

皮脂が過剰に分泌すると毛穴に角栓が詰まってしまい、ファンデーションが浮いてしまう原因となります。

毛穴浮きしやすいのは Tゾーン、特に鼻の部分 です。メイクをしていない肌をよく見ると、鼻の毛穴に白い角栓や黒ずみが見られる方もいるのではないでしょうか。

そこにファンデーションを塗るとファンデーションが皮脂で溶けてしまい、毛穴浮きが起こってしまうのです。

毛穴浮きの原因は皮脂の過剰分泌ではあるものの、洗浄力の高い洗顔料で1日に何度も洗顔するなどして皮脂を取り過ぎてしまうのはよくありません。なぜなら、肌は乾燥すると刺激を受けやすくなり、余計に皮脂の分泌が盛んになってしまうためです。

毛穴浮きを防ぐには、しっかりと毛穴ケアを行うことが大切です。同時に、保湿ケアをして乾燥からくる皮脂ケアをすることも欠かせません。

また、ファンデーションを厚く塗りすぎると、毛穴部分のファンデーションが浮きやすくなります。ファンデーションを塗った後に皮脂が分泌されることにより、ファンデーションが押し上げられて浮いたように見えることがあるからです。

毛穴浮きになった際のメイク直し

メイクをした後に毛穴浮きが気になって、上からファンデーションを重ねたら「余計に毛穴が目立ってどうしたら…」という経験をもつ方もいるのではないでしょうか。

毛穴を目立たせないようにメイク直しをするには、以下の方法がおすすめです。

1.余分な皮脂を取り除く

まずティッシュやあぶらとり紙を使って、メイクの上から軽く押さえるようにして余分な皮脂を取り除きます。

2.毛穴浮きしている部分のファンデーションを取り除く

メイクスポンジを使って、毛穴浮きが見られる部分のファンデーションをやさしく取り除きます。崩れているファンデーションの上からメイクを重ねると、仕上がりが不自然になるだけでなくメイク崩れの原因になるので、この工程は大切です。

3.ミストタイプの化粧水または美容液で保湿する

崩れた部分に、ミストタイプの化粧水または美容液をなじませて保湿します。保湿を丁寧に行うことで、乾燥による過剰な皮脂をなじませ、ファンデーションの肌への密着性をアップすることができます。

4.少量のパウダーファンデーションを乗せる

仕上げにパフやブラシを使ってパウダーファンデーションを薄く乗せて完成です!

メイクポーチにメイクのお直しグッズを用意して、いつでも直せるようにしておきましょう。

毛穴浮きを防ぐためのポイント

ここまででファンデーションの毛穴浮きの原因、毛穴浮きになった際のメイク直しのやり方を紹介しました。

とはいえ、「毛穴浮きにならなければ一番良いのだけれど…」と感じている方もいるのではないでしょうか。

ファンデーションの毛穴浮きを防ぐために日頃から意識できるポイントを紹介します。

丁寧にクレンジング・洗顔をする

美肌の基本は適切な洗顔にあるといわれるくらい、洗顔のやり方は肌のコンディションに影響します。

いくら良いファンデーションを使ってメイクしても、土台となる肌に角栓詰まりなどのトラブルがあると、なかなか毛穴浮きは解消されません。

毛穴浮きを防ぐには、丁寧なクレンジング・洗顔が大切です。以下のポイントに留意して、クレンジング・洗顔を行うことをおすすめします。

クレンジングでメイクをきちんと落とす

メイク汚れが毛穴に残ったままだと、毛穴に角栓が詰まりやすくなります。メイクはクレンジング料でしっかりと落としましょう。

クレンジング料は適量を手にとってメイクになじませることが大切です。量が少ないと、肌を摩擦して、肌にダメージを与えてしまうおそれがあります。

また、メイクを落とそうとしてゴシゴシこする必要もありません。クレンジング料をメイクになじませると、自然とメイクが浮いてくるからです。

角栓が気になる部分、またメイクの落とし残しが起きやすい小鼻のきわなどは指先を使ってクルクルと小さい円を描くようにしてなじませていきましょう。

全体になじませたら、拭き取り、または水かぬるま湯で洗い流します。

丁寧に洗顔する

クレンジングでメイクを落としたら、洗顔料を使って皮脂などの毛穴の汚れを丁寧に落とします。洗顔時に意識したいのは、しっかりと洗顔料を泡立てること、肌の上に泡を転がすようにして洗うことです。

小鼻などは特に泡を押し込むイメージで丁寧に汚れを落とします。洗顔時も手で摩擦しないように注意しましょう。

最後にすすぎ残しのないように洗い流します。

毛穴の汚れをしっかりと落としつつ、肌に必要なうるおいを残すには、クレンジングや洗顔料選びにもこだわりたいものです。

おすすめのクレンジングクリームと洗顔料を紹介します。

おすすめのクレンジングクリーム

・フェイシャリスト トリートメントマセR

スクワランやホホバオイル、吸着型ヒアルロン酸、トウキンセンカエキスといったうるおい成分を配合したクレンジングクリームです。メイク汚れを落としつつ肌に必要なうるおいは残し、角質をなめらかにし、肌のキメを整えてくれます。セルフマッサージのクリームとしても使える商品です。

フェイシャリスト トリートメントマセRの詳細はこちら

■おすすめの洗顔料

・シーボン コンセントレートプラス ディープクリアフォーム

クレイ(※)成分が配合された、スッキリとした洗い上がりの洗顔フォームです。キメ細かな泡立ちで、毛穴など気になる部分にもアプローチしやすく、汚れを素早く落とします。

コンセントレートプラス ディープクリアフォームの詳細はこちら

※クレイ:ベントナイト(洗浄補助成分)

・フェイシャリスト ファーメントパウダーa

肌表面にとどまっている古い角質をやさしく取り除く酵素パウダーです。タンパク質分解酵素のプロテアーゼ(整肌成分)が配合されていることから、タンパク質でできた皮脂汚れを取り除けます。本製品だけでは泡立たないため、洗顔の前もしくは後に使います。先述した「コンセントレートプラス ディープクリアフォーム」と組み合わせて使うことも可能です。

フェイシャリスト ファーメントパウダーaの詳細はこちら

メイクをする前にしっかり保湿ケアをする

肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌につながるため、洗顔後はしっかりと保湿ケアをしましょう。

まずは化粧水でたっぷりと水分を与えます。毛穴が気になる部分は、指を使って何度か重ねづけをすると良いでしょう。

その後、浸透(※)させた水分が蒸発しないよう乳液やクリームで油分を補います。ベタつきが気になる場合は、軽い使い心地のものを選ぶか、量を減らして薄く塗りましょう。

メイク前に保湿をしっかりしておくと肌がうるおい、ファンデーションとの密着性が高まります。ファンデーションが崩れにくく、長持ちしやすくなるのです。

逆に保湿が不十分で乾燥した肌にメイクをすると、メイクが長持ちしません。面倒に思えても、メイク前にしっかりと保湿ケアを行うことは大切です。

※浸透:角層まで

毛穴浮きしない化粧下地&ファンデーションを使う

ファンデーションが毛穴浮きしやすいなら、皮脂コントロール系の化粧下地を選ぶのがおすすめです。皮脂を吸収してくれる成分が配合されており、メイク浮きの予防を期待できます。

毛穴浮きが鼻などの狭い範囲のみであれば、皮脂コントロール系の部分用下地を使用するのも良いでしょう。

ファンデーションも皮脂崩れ防止効果が高いものを選ぶと、毛穴浮きしにくくなります。パウダーファンデーションやリキッドファンデーションには皮脂に強いタイプのものもあるので、自分の肌と相性の良いものを選びましょう。

ファンデーションは厚塗りすると、メイク崩れや毛穴浮きなどのトラブルが起きやすくなります。化粧下地のうえに薄く、やさしく塗り広げましょう。

まとめ

せっかくメイクをきれいに仕上げたのに毛穴浮きが見られると、残念な気持ちになるものです。毛穴浮きの主な原因は皮脂の過剰分泌にあるので、皮脂対策をしっかりと行うことが欠かせません。

本記事を参考に、クレンジングや洗顔の仕方を見直し、入念に保湿ケアを行いましょう。そのほか、化粧下地やファンデーションを替えてみるのもおすすめです。