目次
ハイドラフェイシャルとは?
まずは、ハイドラフェイシャルで毛穴の汚れが取れる仕組みやケミカルピーリングとの違い、施行の流れについて紹介します。
ハイドラフェイシャルの仕組み
ハイドラフェイシャルとは、毛穴の汚れや古い角質、角栓を取り除き、美容液を導入(※)する施行です。マシンの先端には渦巻き状のチップがついており、水の力を使って肌を柔らかくして古い角質や皮脂を吸引します。
毛穴汚れの除去と保湿ケアを同時に行うため肌への負担を軽減でき、痛みも少ないのが特長です。
※導入:角層まで
ハイドラフェイシャルとケミカルピーリングの違い
古い角質や皮脂を取り除く施行には、ハイドラフェイシャルのほかにケミカルピーリングもあります。ハイドラフェイシャルは水流の力で皮脂や汚れを物理的に除去するのに対し、ケミカルピーリングは薬剤を皮膚に塗布し、角質を溶かすのが大きな違いです。
痛みやダウンタイムなど、その他の違いは下記の通りです。
項目 | ハイドラフェイシャル | ケミカルピーリング |
仕組み | 水流の力で皮脂や汚れを除去 | 酸性の薬剤で角質を溶かす |
効果 | ・毛穴の目立ち、詰まり、黒ずみのケア
・肌のトーンアップ、くすみ(※)のケア ・ニキビ予防 |
・毛穴の目立ち、詰まり、黒ずみのケア
・肌のトーンアップ、くすみ(※)のケア ・ニキビ予防 ・シミのケア |
痛み | ほとんどない | ピリピリとした痛みや刺激がある |
ダウンタイム | ほとんどない | ほとんどないが、赤みや皮むけがみられることがある |
※くすみ:汚れや古い角質による
ハイドラフェイシャルはジェット水流を利用して古い角質や汚れを浮かせ、美容液で保湿しながら施行するため、肌への負担を抑えられるのがメリットです。
一方、ケミカルピーリングは強い薬剤を使用するためピリピリとした刺激を感じやすいものの、使用する薬剤によっては、明るい印象の肌を目指したケアができます。
それぞれメリット・デメリットが異なるため、期待する効果や肌への負担、痛みの程度などを踏まえて自分に合う施行を選択しましょう。
施行の流れ
ハイドラフェイシャルの施行を受けるときの流れは、次の通りです。
1.クレンジング+ピーリング
2.毛穴吸引+保湿
3.美容液導入+保護(輝き)
1.クレンジング+ピーリング
美容液を含んだ水流で皮脂を柔らかくし、先端のチップで古い角質を物理的に剥がしながら吸引します。
2.毛穴吸引+保湿
毛穴のなかの汚れを吸引し、取り除きます。吸引と同時に保湿成分を角層まで導入し、肌を整えます。
3.美容液導入+保護(輝き)
肌の表面に低分子ヒアルロン酸・複数のアミノ酸を導入(※)し、うるおいを与えることで外部刺激から守ります。
※導入:角層まで
ハイドラフェイシャルで期待できる3つの効果
ハイドラフェイシャルを受けることで毛穴の汚れを除去できるだけでなく、さまざまな美肌効果が期待できます。ここでは、ハイドラフェイシャルで期待できる3つの効果について詳しく解説します。
毛穴の目立ち・詰まり・黒ずみのケア
ハイドラフェイシャルの先端についている特殊なチップは渦巻状の水流を発生させ、皮脂や古い角質を柔らかくして吸引します。ホームケアでは落としにくい毛穴の奥の汚れや角栓まで除去できるため、毛穴の詰まりや黒ずみが気になる方にもおすすめです。
また、肌の状態によっては古い角質や余分な皮脂が毛穴に蓄積し、徐々に毛穴が目立つことがあります。ハイドラフェイシャルで毛穴の汚れを取り除くことで、毛穴の目立ちを抑えるケアにつながります。
肌のトーンアップ・くすみ(※)のケア
ハイドラフェイシャルでは、グリコール酸やサリチル酸、乳酸などのマイルドなピーリング剤を使用し、角質をやわらげながら施行することでくすみ(※)をケアします。施行によって肌のキメが整い、透明感のある肌に近づくことができます。
1度の施行でも肌の変化を感じやすいですが、定期的に施行を受けることでより健やかな肌を保ちやすくなります。
※くすみ:汚れや古い角質による
ニキビ予防
ハイドラフェイシャルにより肌を清潔に保つことで、ニキビを防ぐことが可能です。毛穴の奥に余分な皮脂や角質が溜まると、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすくなります。
ハイドラフェイシャルで毛穴に詰まった汚れを取り除くことで、皮脂詰まりによるニキビの予防が期待できます。また、肌をやわらげる効果により、ターンオーバーをサポートします。
ただし、ニキビが化膿や炎症を起こしている場合、ハイドラフェイシャルを受けられないことがあります。不安な場合は、ニキビが治ってから施行を受けましょう。
ハイドラフェイシャルを受けるときの注意点
ハイドラフェイシャルは毛穴の目立ちや黒ずみ、詰まり、くすみ(※)、ニキビなどさまざまな肌悩みを一度にケアできますが、いくつか注意点があります。ハイドラフェイシャルの施行を検討している方は、ここで紹介する注意事項を確認しておきましょう。
※くすみ:汚れや古い角質による
ピリピリした痛みや赤みが出ることがある
ハイドラフェイシャルは刺激が少ない施行とされていますが、ピーリング剤の影響でピリピリ感や痛みを感じることがあります。また、バキュームによる吸引を行うため、施行後に赤みがみられる場合もあります。
ただし、時間の経過とともに落ち着くことが一般的です。
施行後は保湿ケアと紫外線対策を徹底する
ハイドラフェイシャルで余分な皮脂や角質を取り除いた後、肌が乾燥しやすくなることがあります。外部刺激から肌を守るために、丁寧な保湿ケアが大切です。刺激の強いスキンケアアイテムの使用も控えるとよいでしょう。
また、施行後の肌は敏感な状態になっており、紫外線の影響を受けやすいことがあります。過度な日やけは肌の負担となるため、日やけ止めや帽子、日傘などを活用し、UV対策を徹底しましょう。
施行を受けられないことがある
ハイドラフェイシャルは乾燥肌やオイリー肌など、様々な肌タイプの方が受けられますが、下記のいずれかに当てはまる場合は施行を受けられません。
・妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・湿疹、皮膚炎、発疹などの症状がある
・施行部位に皮膚感染症(ヘルペス等)がある
・施行時に強い日やけをしている。または日やけをする予定がある
・重度のにきび/炎症性にきび
・6か月以内の外科的手術(顔)を受けられた方
(ヒアルロン酸やボトックス注入を2週間以内に受けられた方)
不安な症状がある場合は、クリニックやサロンに相談してみましょう。
ハイドラフェイシャルに関してよくある質問
ここでは、ハイドラフェイシャルに関してよくある質問に回答します。
ハイドラフェイシャルにダウンタイムはある?
ハイドラフェイシャルは肌への負担を軽減しながら毛穴の汚れを除去できるため、ダウンタイムはほとんどありません。施行後に赤みやピリつきなどの症状がみられる方もいますが、数時間で落ち着くことがほとんどです。
また、施行当日から洗顔やスキンケア、メイクが可能ですが、ピーリング作用のあるスキンケアアイテムの使用は1週間程度控えましょう。
ハイドラフェイシャルはどのくらいで効果を体感できる?
ハイドラフェイシャルは、トリートメントの直後から肌の明るい印象やツルツル感を感じやすい傾向にありますが、複数回の施行を継続することで、より肌のコンディションを整えるお手入れがしやすくなります。
肌の状態を維持するためには、月1回の施行を5回程度続けるのがおすすめです。
ハイドラフェイシャルの効果はどのくらい持続する?
ハイドラフェイシャル後の肌の変化を感じる期間には個人差がありますが、一般的には施行後も1~4週間程度効果が持続するといわれています。
肌のメンテナンスとして月1回を目安に施行を受けると、よい状態をキープしやすくなります。
まとめ
ハイドラフェイシャルは毛穴の目立ちや詰まり、黒ずみ、汚れや古い角質によるくすみ、ニキビの予防といった複数の肌トラブルを同時にケアできる施行です。水流の力で毛穴の汚れを除去するため肌への負担が少なく、ダウンタイムがほとんどないのも魅力のひとつです。
施行後の肌のツルツル感、毛穴の奥の汚れがスッキリ取れる爽快感を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
ハイドラフェイシャルを検討している方は、施行前の準備について下記の記事もチェックしてみてください。
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「フェイシャルエステに行くときの服装は?持ち物や前後のメイクについても解説」
ハイドラフェイシャルを受けるならシーボン コンセプトショップがおすすめ
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