目次
肌が老化する5つの原因
肌が老化する主な原因は5つです。それぞれ詳しくみていきましょう。
加齢による肌の成分の変化
加齢によって、肌内部にあるセラミドやヒアルロン酸といったうるおい成分、そして肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどの成分は減少します。そのため、年齢を重ねるにつれて、肌のうるおいやハリが失われてしまうのです。
うるおいやハリを失った肌は肌バリアが低下し、摩擦や紫外線といった外的刺激の影響を受けやすくなります。結果として、シミやシワが増えやすくなります。
加齢による肌の糖化
年齢を重ねると肌の内側にあるコラーゲンや、エラスチンなどのタンパク質が糖と結びつきやすくなります。この現象を糖化と呼び、AGEs(終末糖化産物)という物質が発生することで、肌トラブルの原因になってしまいます。
糖は身体を維持するためのエネルギー源として欠かせない栄養素のひとつなので、適度に摂取する必要がありますが、糖分の過剰摂取は糖化を早めてしまうため気をつけましょう。
活性酸素による肌の酸化
皮脂やコラーゲン、遺伝子などの物質が酸化すると肌の老化につながります。酸化ストレスは体内で活性酸素のもとになり、体内のさまざまな物質に酸化ダメージを与えてしまいます。
日常生活のなかでも、喫煙やストレス、大気汚染物質などで肌への酸化ダメージが蓄積するとシミやシワ、フェイスラインのもたつきなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
とはいえ、酸化ストレスがすぐに悪影響を及ぼすというわけではなく、加齢により機能低下が生じることで、酸化から肌を守りきれなくなり、肌トラブルの原因になってしまうのです。
外的刺激によるダメージ
外的なダメージも、肌が老化する原因のひとつです。
代表的なものは紫外線による影響です。これは光老化といわれ、紫外線に対する防御反応として肌がゴワつくのが特徴です。また、真皮のコラーゲンやエラスチンなどのハリを保つ繊維がダメージを受けることで、シワやたるみなどのエイジサイン(※)がみられるようになります。
加えて、肌を手や衣類などでこするといった外的刺激も、肌表面の角層が傷つき、肌バリアの低下につながります。肌バリアが低下すると肌の水分が失われやすくなり、シミやシワといった肌トラブルを招きやすくなります。
※エイジサイン:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ
不適切なスキンケア
スキンケアの方法が間違っていると、肌の老化を招きやすくなります。例えば、化粧水や美容液の成分を肌になじませようとして、強くパッティングをするのはおすすめできません。肌に刺激が加わることで、知らず知らずのうちに肌に負担がかかってしまいます。
また、化粧水や美容液などの使用量が足りないと、肌に必要なうるおいが与えにくくなります。使用量が少ないと肌への摩擦につながるため、メーカーごとの目安量を守りましょう。
加齢によるシワやくすみが気になるならエイジングケア(※)を始めよう
加齢によるシワやくすみが気になるときは、エイジングケアを始めてみるのがおすすめです。ここでは、エイジングケアとはどのようなものか、始めるタイミングについて解説します。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
エイジングケアとは
美容業界ではよく「エイジングケア」という言葉が使われますが、これは「年齢に応じたお手入れ」のことを指します。
美容のためには欠かせないものですが、肌のエイジングケアでは加齢によるシワやフェイスラインのもたつき、くすみなどの悩みに合わせたお手入れをします。
エイジングケアに使用する化粧品にはさまざまなタイプがあるので、ご自身の悩みや肌トラブルに合ったものを選びましょう。
肌のエイジングケアはいつ始めるの?
以前は気にならなかった肌の変化を感じたら、エイジングケアをスタートさせるタイミングといえるでしょう。
一般的に、20代後半から30代にかけて肌の変化を感じる人が多くなります。
目尻の小ジワが目立つようになったり、小さなシミが気になったり、肌のハリ感が低下してきたり……。
さらに年齢を重ねて、はっきりとしたエイジサイン(※)がみられるようになってからのお手入れでは、若い頃に比べて効果が出にくい可能性があります。
肌のエイジングケアは、肌トラブルが気になったら早めに始めるのがおすすめです。
※エイジサイン:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ
肌のエイジングケアで心がけたいポイント
いくらエイジングケアができる化粧品を使っていても、お手入れ次第では思うような効果が得られないこともあります。
ここからは、肌のエイジングケアで心がけたいポイントをご紹介します。エイジサインにお悩みの方は、ぜひ毎日のケアに取り入れてみてください。
エイジングケア用アイテムの成分をチェックする
エイジングケアを始めるなら、化粧品に配合されている成分に注目してみてください。
乾燥対策や美白(※)ケアにおすすめの成分は、以下のとおりです。
・ビタミンC誘導体:メラニンの生成抑制作用があるといわれている。
・レチノール:ヒアルロン酸の働きをサポートしてうるおいで肌をふっくらさせる作用、ハリや弾力を与える効果が期待されている。
・アスタキサンチン:優れた美容作用や保湿作用がある。
・ナイアシンアミド:シワ改善・シミ予防に効果を発揮する有効成分。
※美白:日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ
たっぷり保湿して肌のうるおいを保持する
みずみずしい肌をキープするためには、十分な保湿が大切です。
本来、肌内部の水分はセラミドなどによって保持されているものの、加齢などの影響によってセラミドが減少すると、肌バリアの低下につながります。
肌バリアが低下すると、肌の水分が失われやすくなって乾燥の原因となるほか、外的刺激に敏感になることでさまざまな肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
こうした事態を防ぐには、乳液やクリームでしっかりとフタをして、肌のうるおいをキープすることが欠かせません。
すでに乾燥が気になる場合は、プラスワンアイテムとして、導入(※)美容液を使用したり、保湿力が高い美容液を取り入れたりするのがおすすめです。
※導入:角層まで
肌悩みに合ったエイジングケア(※)を行う
エイジングケアに使用するアイテムは、シミ、シワ、くすみなど、自分の肌悩みに合ったものを選びましょう。
目元の小じわや乾燥が気になるなら小じわ対策用のアイクリーム、シミが気になる場合は美白ケアに特化したアイテムを選ぶのがおすすめです。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
フェイシャルエステを受ける
セルフケアではなかなか肌悩みが解決しない場合は、サロンなどでフェイシャルエステを受けるのもひとつの方法です。
専門家によるカウンセリングや肌チェックをとおして、自分に合ったメニューを提案してくれるため、より効果が期待できるでしょう。
フェイシャルエステのメリットやエステサロンの選び方について、気になる方はこちらの記事をご覧ください。
「フェイシャルエステとは?メリットやサロンの選び方を紹介!」
日常生活でも意識しておきたいエイジングケア
エイジングケアのためには、食事や睡眠などの生活習慣を意識することも重要です。最後に、若々しい印象の肌を保つための生活習慣をご紹介します。
日頃から紫外線対策を徹底する
いくらエイジングケア(※)をしても、無防備な状態で紫外線を浴び続ければ、肌トラブルを進行させてしまいます。紫外線によるシミやハリ不足などの肌トラブルを防ぐには、紫外線対策を1年中徹底することが欠かせません。
気温の低い秋・冬や、雨、曇りの日も紫外線は降り注いでいます。季節や天気に関わらず、こまめに日やけ止めを塗りましょう。必要であれば帽子やサングラスなどの紫外線対策グッズも併用しましょう。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
肌に必要な栄養を摂る
わたしたちの肌は、普段の食事などで取り入れるものでできています。日々の食事で、肌を作るために必要な栄養をしっかりと摂ることが大切です。
具体的には、肌の材料となるタンパク質や、β-カロテン(ビタミンA)が豊富な緑黄色野菜を意識して摂りましょう。抗酸化作用があるビタミンCやビタミンEといった栄養素が含まれた食品もおすすめです。
食生活を見直す
肌の糖化を防ぐためには、食生活を見直す必要があります。普段からファストフードやインスタント食品、菓子パンなどで食事を済ませていると、血糖値の急上昇を招きやすくなり、糖化も進みやすくなるため注意が必要です。
糖化を予防するために、食物繊維が豊富な食材や発酵食品など、日本古来のバランスの良い食事を心がけましょう。
一方、塩分の摂り過ぎは、糖化を悪化させる恐れがあるといわれています。1日あたりの摂取目安は男性は7.5g未満、女性は6.5g未満なので、塩分の過剰摂取に気をつけましょう。
また、お酒の量が多くなりがちな方ほどAGEsが溜まりやすい傾向があります。肌に悪影響を及ぼすため、お酒を飲むときは適量を守りましょう。
お酒の適量は、純アルコールで約20gです。女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅いので、男性の2/3の量に留めておくことをおすすめします。各種アルコールの目安量は以下のとおりです。
【純アルコール20gの目安】
・ビール(5%):500ml
・日本酒:1合(180ml)
・ウィスキー:ダブル1杯(60ml)
・焼酎(35度):1合(180ml)
・ワイン:グラス2杯弱(200ml)
出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)
出典:「健康日本21」(厚生労働省)
こまめに水を飲む
美肌作りには水を飲むことも欠かせません。水を飲むと新陳代謝が高まり、肌のターンオーバーが促進されるといわれています。また、肌荒れの原因となりやすい便秘の解消にも役立ちます。
1日の摂取量の目安は、体重や体格にもよりますが、1.5~2Lが理想的です。こまめに水分を摂取することを心がけましょう。
質の良い睡眠をとる
肌の細胞は睡眠中に修復されるので、質の良い睡眠をとりましょう。
早めに布団に入ってもなかなか眠れない、眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまうといった方は、睡眠環境を見直すことをおすすめします。
枕の高さやマットレスの硬さなどをチェックして、自分にとって心地良く眠れるものを選ぶと良いでしょう。また、ゆっくり入浴する、夜はカフェインの摂取を控える、寝室の照明を明るすぎないものにするといったことも大切です。
肌のエイジングケア(※)ならシーボンがおすすめ
一人ひとり肌の悩みは異なるため、それぞれに合うエイジングケアも異なります。「自分にはどんなケアが合うのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
年齢肌(※)で気になるなら、シーボンのトライアルプランがおすすめです。
シーボンのトライアルプランでは、肌撮影機「エピスキャン」で肌の状態を確認したうえで、美肌の専門家が肌に合った化粧品やお手入れ方法を提案します。サロンでの東洋式フェイシャルケアも受けられるので、サロンケアの心地良さも体験できます。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
※年齢肌:年齢を重ねた肌
*シーボンの体験が初めての20歳以上の女性、お一人様1回限りとなります。
*カウンセリングや肌チェック、お手入れ、アドバイス等を含め、120~150分のお時間をいただきます。
*トライアルプランの代金はご来店時に現金・各種二次元コード・各種電子マネーのいずれかでお支払いいただきます。
*当日、肌にアレルギーやニキビ、吹き出物、炎症などの症状がある場合には、お手入れをお受けいただけない場合があります。
*お子様連れでのご来店はご遠慮いただいております。
*シーボントライアルプランは、化粧品のおすすめにあたり、肌に合った化粧品のご購入後のアフターサービスをお試しいただくことを目的としています。
*他のキャンペーンとの併用および変更はできません。予めご了承くださいますようお願いいたします。
*本プランは、予告なく変更する場合があります。
まとめ
肌は、加齢によってシワやフェイスラインのもたつき、くすみなどが起きやすくなります。年齢肌(※)が気になってきたら、早めのエイジングケア(※)を始めましょう。
若々しい印象の肌を保つなら、丁寧な保湿や紫外線対策とあわせて、生活習慣も見直すことをおすすめします。
自分一人でのケアに限界を感じたら、シーボンのトライアルプランもお試し下さい。
※年齢肌:年齢を重ねた肌
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること