乾燥小ジワの原因は?これ以上増やさないためのお手入れ方法を解説

年齢を重ねるにつれて気になり始める目元や口元の乾燥小ジワ。目立ちやすいため、笑うときに口元を隠したり、目尻のシワをメイクで隠したりする方もいるでしょう。乾燥小ジワをこれ以上増やさないためには、日頃から適切なケアを取り入れることが大切です。今回は、乾燥小ジワの原因と予防するためのお手入れ方法についてご紹介します。


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乾燥小ジワができる原因とは

乾燥小ジワは、乾燥によって角層の保水力が低下することが原因で引き起こされます。肌の一番外側にある角層はとても小さな細胞の集まりで、その厚さは0.02mmほどしかありません。この小さな細胞が肌の水分量をキープしたり、外的刺激から肌を護ったりしているのです。

しかし、肌が乾燥すると未熟な角層細胞がどんどん作られるようになり、本来のはたらきが損なわれてしまいます。未熟な角層細胞は、保湿機能や肌バリアを正常に保つことができず、肌の乾燥を進めるおそれがあります。

特に、目元や口元は皮膚が薄くて皮脂の分泌量も少ないため、乾燥小ジワができやすい部分です。乾燥の進行状況によっては、若くても乾燥小ジワに悩まされる方もいます。

乾燥小ジワを予防するお手入れ方法

乾燥小ジワをそのまま放置していると、どんどんシワが目立ちやすくなっていきます。そのため、早めの対策を心掛けることが大切です。ここからは、乾燥小ジワを予防するお手入れ方法についてご紹介します。

洗顔・クレンジングで肌に負担をかけないようにする

乾燥小ジワを予防するためには、適切な方法でクレンジングや洗顔を行うことが大切です。間違った方法で行うと、かえって肌に負担をかけてしまうことにもなりかねません。

乾燥が進むのを防ぐため、以下のポイントを押さえて洗顔やクレンジングを行いましょう。

・洗顔料はしっかりと泡立てる
・洗顔するときにゴシゴシとこすらない
・熱いお湯で洗い流さない
・すすぎ残しがないようにする
・洗顔後はすぐにスキンケアをする

汚れをスッキリ落とすために洗浄力の強い洗顔料を使う方もいますが、乾燥気味の肌にはおすすめしません。必要な油分まで落としてしまい、乾燥を進めてしまうおそれがあるからです。うるおいを保てるように、やさしい洗い上がりの洗顔料を選びましょう。

目元は皮膚が薄いので、たっぷりの泡で包み込むようにやさしく洗うようにするのもポイントです。洗顔後は肌触りの良いタオルで水気をやさしく取り除いてから、早めにスキンケアをしてうるおいを閉じ込めましょう。

プラスケアアイテムを使用する

皮膚の薄い部分は乾燥小じわだけでなく、水分を保ちにくい部分でもあります。保湿力の高い美容液やアイクリームなどのプラスケアアイテムを使用するのもおすすめです。

シーボンのフェイシャリスト BXエッセンスローションは、アルジレリン®、ヒドロキシプロリン、イリス根エキス、バイオヒアルロン酸(保湿成分)配合。乾燥による小ジワを目立たなくし(※)、キメの整った若々しい印象に導きます。ローズ水(保湿成分)の心地よい香りでスキンケアタイムを優雅に彩ります。

※効能評価試験済み

紫外線対策とアフターケアを心がける

紫外線を浴びると肌のターンオーバー周期の乱れや、肌のコラーゲンやエラスチンの減少につながります。肌の弾力が失われてシワができやすくなるため、紫外線対策やアフターケアを心掛けましょう。

日やけ止めを塗るのはもちろん、紫外線対策グッズも併用することをおすすめします。紫外線は季節や天気に関係なく降り注がれていて、屋外・屋内ともに紫外線の影響を受けやすいため注意が必要です。

日傘や帽子だけでは反射した紫外線を防げないため、サングラスやUVカット効果のある洋服などを活用するのもおすすめです。紫外線を浴びてしまったら、冷やしたあとにたっぷりと保湿しましょう。

乾燥小ジワを防ぐには生活習慣も重要

生活習慣を見直して内側からケアすることも、乾燥小ジワの予防に有効です。最後に、乾燥小ジワを防ぐ習慣についてご紹介します。

タンパク質やビタミン類を積極的に摂取する

栄養不足によってターンオーバーの周期が乱れると、肌バリアが低下して肌の水分を保つことが難しくなってしまいます。そのため、肌の細胞をつくるタンパク質を積極的に摂取することが大切です。鶏肉や豚肉、魚、卵、大豆などに多く含まれているので、バランス良く取り入れましょう。

また、紫外線のダメージを予防するには、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eが多く含まれている食べ物を意識して摂るのもおすすめです。ビタミンを豊富に含む食材は以下のとおりです。

・ビタミンA:にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど
・ビタミンC:アセロラ、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなど
・ビタミンE:アーモンド、アボカドなど

ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いため、サラダや蒸し料理にすると効率良く補えます。ビタミンAやビタミンEは油に溶けやすく、一緒に摂ることで吸収率が高まるため、炒めものなどにして食べると良いでしょう。

睡眠の質を高める

睡眠の質を高めると肌のターンオーバーの周期が整いやすくなり、乾燥小ジワの予防につながります。

皮膚の細胞が活発にはたらくのは寝ている間なので、日頃から良質な睡眠が取れていると、うるおいのある肌がキープしやすくなります。就寝の1~2時間前に入浴すると寝つきが良くなり、睡眠の質も高まるといわれているため意識してみると良いでしょう。

ただし、就寝前にスマートフォンを使用すると、目が冴えてしまい睡眠の質が低下してしまうため注意が必要です。飲酒や喫煙も寝つきを悪くする原因になるため控えましょう。

また、毎朝同じ時間に起床するのも良質な睡眠を目指すのにおすすめです。起床後に日光を浴びると体内時計もリセットされ、睡眠の質にも良い影響を及ぼすとされています。

乾燥小ジワ以外の気になる小ジワと対処法もチェック!

乾燥小ジワ以外にも、加齢ジワや表情ジワ、紫外線ジワなど、原因によってさまざまな種類のシワが存在します。それぞれのシワに合った対処法を取り入れましょう。

加齢ジワ

加齢ジワは、年を重ねることで真皮のコラーゲンやエラスチンなどの減少・劣化によって引き起こされます。肌の弾力が低下すると肌がもたつきやすくなり、重力に抗えずに皮膚が下がりシワが生じてしまいます。

加齢ジワが気になるときは、普段のお手入れにハリ・弾力に有効なアイテムを取り入れると良いでしょう。また、紫外線の影響を受けやすいので、年間を通して紫外線ケアをすることも大切です。

表情ジワ

表情ジワは笑ったり、顔をしかめたりしたときなど、表情の変化にともない見られます。表情をつくり出す筋肉「表情筋」の収縮や緊張により、眉間や目尻、口元などに細かいシワが表れます。

とはいえ、若いころは肌にハリや弾力があるので、一時的にシワができても目立つことはありません。一方、加齢によりダメージ(※)が蓄積された肌は、柔軟性や弾力性が失われていき、目元や口元にできた表情ジワが戻らなくなるケースがあります。

表情ジワが気になるときは、表情の癖を直してできるだけ表情筋に負担をかけないようにすることをおすすめします。

※ダメージ:乾燥による

紫外線ジワ

紫外線ジワは、紫外線のダメージが肌に蓄積されることで引き起こされる真皮性のシワです。真皮まで到達するUV-Aの紫外線を長期にわたり浴び続けていると、コラーゲン線維やエラスチン線維が変化してしまい、真皮で肌のハリや弾力が生み出せなくなってしまいます。

ハリや弾力が失われた肌は表皮を支えきれなくなり、深いシワやもたつきができてしまいます。紫外線ジワを防ぐために、こまめに日やけ止めを塗ったり、日傘やサングラスなどを活用したりしながら紫外線対策を徹底し、保湿を心がけることが大切です。

まとめ

肌が乾燥するとうるおいをキープできなくなり、乾燥小ジワが目立ちやすくなります。乾燥小ジワが気になり始めたら早めのケアを心がけるようにしましょう。

肌に負担がかからない方法で洗顔やクレンジングを行い、美容液やアイクリームなどのプラスケアアイテムを活用することをおすすめします。紫外線対策を徹底し、食事や睡眠などの生活習慣を整えて、乾燥小ジワを防ぎましょう。