40代で肌にハリがないと感じる原因
年齢を重ねるごとに、ハリの低下に悩む方が増えるのはなぜでしょうか。ここからは、ハリが少なくなってしまう原因について解説します。適切なアプローチをするために、ご自身に当てはまる理由がないかみてみましょう。
乾燥
肌が乾燥すると肌に必要な水分量が足りなくなり、ハリの低下につながります。気温や湿度、紫外線など、乾燥の要因はさまざまです。乾燥によってハリが失われた状態が続くと、肌のもたつきやシワなど、別の肌悩みが現れやすくなります。
筋肉の衰え
顔には表情筋という筋肉があり、適度な筋力が保たれていると内側から押し返すような弾力が感じられます。年齢を重ねると全身の筋力は徐々に低下しますが、表情筋も同じです。
表情筋が衰えると肌の弾力が少なくなり、肌のもたつきを感じやすくなります。また、普段の生活で会話が少ない方や、デスクワークで画面を長時間見ている方も要注意です。
紫外線
紫外線の影響も、肌のハリ低下へとつながりやすくなります。紫外線によって、肌のみずみずしさに欠かせないコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうためです。
コラーゲンやエラスチンは、年齢を重ねるごとに生産量が減少するといわれており、紫外線による光ダメージも時間をかけて肌に蓄積されていきます。紫外線のなかでも真皮層まで到達する『UV-A』は、肌へ与える影響がもっとも大きく、ハリや弾力の低下へとつながる要因のひとつです。
糖化
『糖化』とは、体内に取り込まれた余分な糖分が体内のタンパク質と結びついて細胞を変化させる現象のことです。40代になると、糖化によって肌のシワなどが現れやすくなります。
ハリが失われるのは、タンパク質の一種であるコラーゲンやエラスチンが糖化し、線維が硬まってしなやかさが失われるためです。さらに、弱まった線維はちぎれやすくなり、肌のもたつきへとつながってしまうおそれがあります。
エストロゲンの減少
肌にハリやうるおいに影響を与える女性ホルモン『エストロゲン』は、40代以降、更年期に差しかかると減少するといわれています。
エストロゲンはコラーゲンの生産に関わる重要な役割を担うホルモンであるため、分泌量が減ると肌のハリやツヤも失われていきます。ほてりや発汗、動悸、息切れなど、更年期に起こりがちな症状とともに肌悩みが増えている方は、エストロゲンの減少が要因かもしれません。
肌にハリがない40代が行うべきスキンケア
どの年代でも適切なスキンケアを行うことは重要ですが、年齢を重ねた肌はより丁寧に、肌悩みに合った対応が必要です。ここでは40代の方が意識すべきケアを紹介します。
保湿重視のスキンケアを行う
スキンケアでは、まずしっかりと保湿することを意識しましょう。肌の乾燥を防ぎ、十分な水分量が保たれていると、肌の弾力やきめ細やかさが高まります。
化粧水で水分を補い、蒸散を防ぐために乳液でフタをするのが保湿の基本です。保湿しても乾燥しやすい方は、美容液やクリームをプラスしてみてください。化粧水は手で温め、人肌になってから包むように手のひらをあてます。こすらないように気を付け、やさしく肌になじませましょう。
エイジングケア(※)も取り入れる
20代や30代のときと同じスキンケア製品を使っている方は、一度見直してみましょう。肌悩みが年齢によって変化していくのと同じように、化粧品も肌に合わせて変えていく必要があります。
ハリの低下が気になる40代の方におすすめなのは、保湿力が高く、シワ改善ができるエイジングケア(※)です。
ここではシーボンより、年齢を重ねた肌に着目したスキンケアシリーズ『シーボンACシリーズ』をご紹介します。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
シーボン AC4 トリートメントマセ
シーボン AC4 トリートメントマセは、マッサージクリームとしても使えるクレンジングクリームです。クリームを肌になじませるととろけるようにオイル化し、肌のうるおいを守りつつ、余分な皮脂やメイク汚れをすっきり除去します。
シーボンAC エッセンスローションa【医薬部外品】
シーボンAC エッセンスローションaは、光ダメージ(※)が蓄積した肌に素早くなじみ、うるおいで満たす薬用化粧水です。複数の保湿成分を配合し、ふっくらとハリのある肌へと導きます。紫外線によるシワの改善やシミの予防をしたい方におすすめです。
※光ダメージ:紫外線による、乾燥・シミ・シワなどの肌ダメージ
シーボンAC バイタルセラムa【医薬部外品】
シーボンAC バイタルセラムaは、気になるくすみ(※)を目立たなくするだけでなく、新たなシミを防ぎ(※)、ハリのある肌へと導く薬用美容液です。コクのあるなめらかなテクスチャーには、OMNI SHOT4(オムニショットフォー)(※)が含まれ、光ダメージが蓄積した肌にうるおいを与えてくれます。
※くすみ:乾燥によるキメの乱れ
※シミを防ぎ:メラニンの生成を抑えることによる
※OMNI SHOT4:ナイアシンアミド(有効成分)、アスタキサンチン液、加水分解シルク液、酵母エキス(1)(保湿成分)
シーボンAC モイスチャークリームa【医薬部外品】
シーボンAC モイスチャークリームaは、濃厚な使い心地が感じられる薬用クリームです。ナイアシンアミド(有効成分)を配合し、ハリや弾力を感じられる若々しい印象へと導きます。うるおいを閉じ込めながらもべたつかず、やわらかに仕上がります。
紫外線対策を徹底する
肌のハリ低下を防ぐには、紫外線対策をすることも大切です。紫外線には『UV-A』『UV-B』『UV-C』の3種類があります。なかでも『UV-A』は、雲やガラスも通り抜けやすく、季節や天気、屋内・屋外に関わらず紫外線対策が必要です。
日やけ止めは基本的に毎日使用しましょう。さらに、外出時は日傘やつばが広い帽子を用いると、安心です。直接肌に日光が当たらないよう、対策を習慣づけてください。日やけ止めは肌に合ったものを使用するほか、SPFやPA値にも注意して選びましょう。
肌にハリがない40代が生活のなかで取り入れるべきもの
肌のハリ低下を予防する方法は、スキンケアだけではありません。ここで紹介する内側からのアプローチを、普段の生活に少しずつ取り入れてみましょう。
栄養バランスのとれた食事
まずは、普段摂る食事の栄養バランスを意識してみてください。肌のハリに効果が期待できる栄養素は、アミノ酸、ビタミンC、食物繊維などです。
肌のハリに欠かせないコラーゲンは、アミノ酸を含むタンパク質が元となっており、ビタミンCによって生成が促進されます。また、食物繊維は多く摂ることで腸内環境が整い、美肌に効果的です。毎日の生活に肌に良い食材も積極的に取り入れてみましょう。
良質な睡眠
ハリや弾力のある美肌を目指すには、睡眠も大切です。長く寝れば良いのではなく、質の良い睡眠ができているかどうかを振り返ってみましょう。
スムーズに眠りにつき、良質な睡眠時間を得るには、寝る前の過ごし方を改善すると効果的です。例えば、寝る直前のアルコールやカフェイン、喫煙などは避けたほうが良いとされています。また、スマートフォンやパソコンの利用も控えたほうが好ましいです。
身体や肌ダメージを回復させるホルモンは、眠り始めから3時間ほどの深い睡眠時がもっとも多く分泌されると考えられています。一度、入眠前の習慣と睡眠環境を見直してみましょう。
表情筋トレーニング
顔の筋力を衰えさせないために、下記のような表情筋トレーニングを行うのもおすすめです。
<あいうえお体操>
「あ」「い」「う」「え」「お」と順番に口を大きく開き、それぞれ10秒程度キープします。口周りの筋肉を鍛えられるため、頬のたるみ予防に効果的です。
<舌回し体操>
口を閉じたまま、大きな円を描くように外側の歯茎に沿って舌を動かします。それぞれ右回り・左回りを3セットで行いましょう。
トレーニングを行うとより効果的ですが、難しい場合は日々の表情をオーバーにしたり、口角を少し上げたりする程度でも十分です。肌にハリが出るだけでなく、感情表現が豊かになり好印象を持たれやすくなります。
まとめ
年齢を重ねると、紫外線によるコラーゲンへのダメージや表情筋の衰えなどの理由によって、ハリが少しずつ失われていきます。40代以降は徐々に保湿力の高いスキンケアアイテムを取り入れ、美肌に効果的な生活習慣を取り入れていきましょう。