実年齢より若く見える人の特徴
髪や声、性格など、その人のイメージにつながる要因はさまざまですが、特に第一印象では顔から受ける印象が大きいといわれています。目や鼻、口などの部位や、肌の様子を見て、無意識に相手が何歳ぐらいか想像した経験は、誰しもがあるのではないでしょうか。
もちろん、顔が若々しいと、実年齢よりも若い印象を与えられます。「前よりもくすんで見える気がする」と悩んでいる方は、顔にエイジサイン(※)が現れているのかもしれません。エイジサインは年齢が高くなるほど現れやすくなります。
では、実年齢より若く見える人にはどんな特徴があるのでしょうか。具体的な特徴についてみていきましょう。
※エイジサイン:年齢を重ねた肌の乾燥やキメの乱れ
肌に「ハリ」「ツヤ」「透明感」がある
若々しい顔の印象に欠かせないのは、ハリ・ツヤ・透明感です。一方で、フェイスラインや口元のもたつきがある場合は、くすんだ顔に見える傾向があります。
「シワやほうれい線がはっきりしてきた気がする」、「同年齢の人よりもハリやツヤがない」と感じるのであれば、エイジサインの現れかもしれません。
エイジサインは、年齢を重ねていくごとに現れやすくなる肌の変化ですが、毎日のスキンケアや生活習慣の改善で、若々しい印象へと近づけていくことができます。
シミ・シワが少ない
シミ(*)やシワがなく、ピンとハリがある肌も若い印象を与えます。逆に、シミやシワが目立ってくると老けて見られがちになります。
*メラニンの生成を抑えることによる
シミの主な原因は紫外線です。紫外線を浴び続けてメラニンが大量に生成されると、メラニンの排出がスムーズに行われにくくなります。その結果、排出されなかったメラニンがシミとして残ってしまうのです。
シミのほかの原因としては、ホルモンバランスの変化や遺伝もあります。
シミ以外にも年齢を感じさせやすいのが、目元や口元にあるシワです。肌のハリ感が失われ、目尻の小ジワやほうれい線が目立つようになると、老けた雰囲気になってしまいます。
クマがない
目の周りの色が明るく、クマがないと若々しい雰囲気になりますが、目の下にクマがあると、それだけで暗く見え、老けた印象を与えます。また、疲れて見えたり、不健康そうな印象を与えたりしてしまうこともしばしばです。
さらに、目の下はデリケートであるため、疲れや年齢が出やすく、クマが生じやすい部位でもあります。若く見える人を目指すには、目元の入念なケアがマストといえます。
フェイスラインにもたつきが見られない
若く見える人かどうかを左右する別の要素として、フェイスラインのもたつきがあります。若く見える人は、フェイスラインがすっきりとしていて、もたつきがありません。逆に、フェイスラインにもたつきがあると、老けて見られやすくなります。
口元や頬は年齢が現れやすい部位です。口元の筋肉の衰えによって口角が下がると、老けた印象を与えます。
また、頬が高い位置でキープできていると若い印象を与えますが、もたつきが生じた頬は徐々に下がってくるため、さらに老けて見えやすくなるでしょう。
フェイスラインなどのもたつきは、年齢や紫外線によるダメージ(※)によって引き起こされるものです。
※乾燥・シミ・シワなどの肌ダメージ
実年齢より若く見せたいときのエイジングケアのポイント
実年齢よりも若く見せるためには、ツヤ、ハリ、透明感を本来肌が持っている状態まで引き上げるためのエイジングケア(※)が大切です。
エイジングケアとは、年齢に応じたケアを行うことを指します。具体的にどのようなことに気を付けるとよいのか紹介します。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
1.スキンケアはやさしく行う
皮膚は、エアコンや紫外線の外的刺激の影響を受けやすいです。特に肌表面の角層は、少しの刺激でも剥がれ落ちてしまいます。
エイジングケアでは、肌に刺激を与えないことが大切です。クレンジングや洗顔はゴシゴシとこすらず、やさしく肌をなでるように意識しましょう。また、スキンケアは肌に叩き込むのではなく、手のひらで温めるようにして肌に密着させましょう。
2.スキンケアアイテムは成分にこだわる
スキンケアは、エイジングケアによいとされる成分を積極的に選びましょう。おすすめの成分は、次の通りです。
・アスタキサンチン
甲殻類や鮭などに含まれる、天然の保湿成分です。赤い色素を持つことで知られ、肌表面にハリとうるおいを与えます。
・ナイアシンアミド
コラーゲンの生成を促し、シワ改善やシミ予防に効果が期待できる成分です。
・ヒアルロン酸
優れた保湿力を持ち、肌のうるおいをキープする効果が期待できます。ふっくらとしたハリのある肌へと導きます。
・コラーゲン
人間の体内に備わっているタンパク質の1種で、肌のハリやツヤに欠かせない成分です。
多くの製品から自分に合うスキンケア商品を探すのは大変です。シーボンでは、エイジングケアに着目したスキンケアシリーズも取り揃えています。下記より紹介するシリーズをぜひ検討してみてください。
シーボン ACシリーズ
日常生活で蓄積していく紫外線による、シワやシミにアプローチするエイジングケア(※)シリーズです。シリーズに共通してシワ改善と美白(※)を同時にケアできる成分、ナイアシンアミドが配合されています。フェイスラインや目元、口元のもたつきに悩んだ開発者自身の願いを込め「若々しく見られたい」をコンセプトに作られました。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
※美白:メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
シーボンルミナスシリーズ
シーボンが長年培ってきたフェイシャルケアとエイジングケア(※)の知見を結集させた新時代のエイジングケアシリーズです。
化粧水、美容液、クリームに共通する独自複合成分「スプリングシグナルEX(*)」により、乾燥によるストレスケアと角層細胞へアプローチします。
※エイジングケア:年齢肌にハリやうるおいを与えること
*スプリングシグナルEX:センチフォリアバラ花エキス、ラミナリアディギタータエキス、加水分解酵母、アラリアエスクレンタエキス、加水分解コメエキス・加水分解コメヌカエキス(すべて保湿成分)
3.紫外線対策を徹底する
紫外線はメラニンを作る原因となり、浴びている時間が長いほどシミやもたつきを引き起こしやすくなります。特に乾燥肌や敏感肌の方は紫外線による影響を受けやすいため、日常的な紫外線対策が必要不可欠です。
手軽な紫外線対策には、日やけ止めが便利です。日常的に使用して、紫外線に当たる時間をできるだけ減らしていきましょう。
紫外線は窓ガラス越しでも届きます。室内で過ごす場合も、日やけ止めで対策をしましょう。
白浮きせずに使い心地が軽い日やけ止めや、日やけ止めも兼ね備える化粧下地も増えてきています。UVカットの衣類や帽子など、ほかの手段も併用しながら意識的に紫外線対策を行いましょう。
4.体の内側からケアする
エイジングケア(※)では、食事への意識を高めることも必要です。肌の調子を整えるためにプラスとなる食材や栄養素を積極的に摂るようにしましょう。
積極的に摂りたい栄養素は下記の通りです。
栄養素 | はたらき | 含まれている食材 |
タンパク質 | 肌の材料となる。特に動物性タンパク質には年齢とともに減少するコラーゲンが多く含まれているため積極的な摂取が必要。 | 肉、魚、卵、乳製品 など(コラーゲンは手羽先や豚バラ、うなぎ などに豊富) |
ビタミンA | 皮膚や粘膜を健やかに保つ作用がある。 | にんじん、ほうれん草、レバー、うなぎ など |
ビタミンC | 抗酸化作用がある。コラーゲンの生成をサポートする。 | 緑黄色野菜、キウイ、イチゴ、柑橘類 など |
ビタミンE | 抗酸化作用がある。「若返りにビタミン」とも呼ばれる。 | ヤシ油、ヒマワリ油、アーモンド、クルミ、ゴマ など |
ミネラル類 | 抗酸化作用があり、皮膚の健康維持に役立つ。 | 海藻類、うるめいわし、桜えび、納豆 など |
ポリフェノール類 | 高い抗酸化作用がある。 | 赤ワイン、リンゴ、プルーン、コーヒー、紅茶 など |
5.睡眠の質を高める
睡眠と肌は密接に関わっています。睡眠中に分泌される成長ホルモンはターンオーバー周期に影響を及ぼすためです。夜更かしは避け、十分な睡眠時間を確保しましょう。
また、睡眠の質も重要です。肌の調子を整えるためには、副交感神経を作用させ、交感神経とのバランスを整える必要があります。早めに就寝する、入眠しやすいように寝る前はゆったり過ごすなど、睡眠の質が高まるような習慣を心がけましょう。
6.表情筋トレーニングを行う
フェイスラインや目元・口元のもたつきを予防には表情筋トレーニングもおすすめです。
・あいうえお体操
口だけでなく顔全体の筋肉を使うように意識して行うと、衰えた表情筋を鍛えるのに効果的です。
1.口を大きく開いて「あ」の形にし、5秒程度キープする
2.同様に「い」「う」「え」「お」と口を大きく開く。(各5秒程度ずつキープ)
※2~3回程度くり返す
・目元エクササイズ
目元の筋肉を鍛えるエクササイズです。
1.目をギュッとつぶる
2.パッと目を見開く
※10回程度くり返す
・舌エクササイズ
口元の筋肉を鍛えるのに効果的なトレーニングです。
1.口を閉じた状態で舌を伸ばし、歯茎の表面を時計回りにゆっくりと回す
2.今度は舌を反時計回りにぐるりと回す
表情筋トレーニングは血行を良くし肌へ栄養が届くようになるため効果的です。ただし、やりすぎるとシワが深くなってしまうため、回数を守り、フェイスマッサージと合わせて行うと良いでしょう。
適度な運動と入浴でも血行が良くなるので、日頃から意識して若々しさを維持しましょう。
まとめ
若く見える人になるためには、年齢を重ね現れたエイジサインに着目し、シワやもたつきにアプローチできる方法を取り入れていく必要があります。
エイジングケアには、成分にこだわったスキンケアだけでなく、摩擦を避ける生活や、普段の生活からの意識が大切です。1日1日を大切に、年齢を感じさせない若々しい印象の肌へと近づけていきましょう。