肌のざらつきはどうやってケアする?原因と対処法を紹介

「毎日洗顔しているのに、肌のざらつきが気になる」とお悩みの方はいませんか。肌がざらついていると化粧ノリが悪くなったり、ファンデーションが浮いたりすることがあるため、どうにかしたいと思う方もいるでしょう。そこで今回は、肌のざらつきが起こる原因と対処法について紹介します。


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肌がざらつくのは「乾燥による角質肥厚」が原因!

肌のざらつきの多くは、乾燥によって引き起こされるといわれています。肌は乾燥が進むと、外部刺激から肌を守ろうとし、肌表面にある角層を厚くしてしまうのです。

古い角質が自然に剥がれ落ちずに積み重なり、肌表面に蓄積された状態の肌を「角質肥厚」と呼びます。角質肥厚は防衛反応のひとつですが、肌のざらつきを引き起こし、見た目に影響を及ぼしてしまうので、注意が必要です。

ここでは、角質肥厚を起こす乾燥の原因を解説します。

【原因1】紫外線

紫外線を浴び続けると、角質肥厚の原因になるため注意が必要です。紫外線を長時間浴び続けると、肌は刺激から守ろうとして肌のターンオーバーの周期を早め、未熟な角質細胞をつくります。

未熟な細胞は十分な水分を保持できないため、肌のバリア機能が正常にはたらかなくなり、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。

また、角質細胞を生成するスピードが早過ぎると、未熟な細胞は剥がれ落ちずに肌表面に残ってしまい、角層が厚くなってしまうのです。

【原因2】摩擦

スキンケアをするときの摩擦によって肌に刺激が加わると、角質肥厚を引き起こしやすくなります。汚れや皮脂を落とそうとしてゴシゴシと力を入れてこすったり、洗顔後にタオルで力強く顔を拭いたりすると、肌に負担がかかります。

摩擦を受けた肌の角層は次第に薄くなり、水分を保持する力が弱まってしまい乾燥しやすくなるのです。

【原因3】生活習慣の乱れ

偏った食事や運動不足などにより生活習慣が乱れると、肌の乾燥を引き起こし角質肥厚につながります。

例えば、肌を健やかに保つには、タンパク質やビタミン・ミネラルなどの栄養素が必要です。しかし、これらの栄養素が不足すると代謝が滞ってしまい、肌のターンオーバーの周期が乱れて古い角質が肌表面に残ったままになってしまいます。

また、運動不足によって血行が悪くなると、肌に必要な栄養をすみずみまで届けることができません。肌のターンオーバーの周期が乱れる原因となり、角質肥厚が進み肌がざらつきやすくなります。

気になるざらつき肌への対処法

肌のざらつきを防ぐには、適切なスキンケアや生活習慣を整えることが大切です。ここでは、肌のざらつきが気になったときや、日常生活の中で角質肥厚を防ぐ対策を紹介します。

肌の汚れをしっかり落とす

まずは、洗顔時に肌の汚れをしっかり落としておきましょう。簡単に洗顔を済ませていると、肌に付着した汚れを落とし切れず肌表面に残ってしまう場合があります。残った汚れが毛穴をふさいでしまい、毛穴が広がる原因になります。

そこで、毛穴の汚れまでしっかりと落としたい方は、オイルタイプかクリームタイプのクレンジングを選ぶとよいでしょう。それぞれの特徴は下記の通りです。

・オイルタイプ
洗浄力が高く、脂性肌におすすめ。しっかりとメイクをしているときにも向いている。

・クリームタイプ
保湿力が高く、乾燥肌におすすめ。マッサージができるクレンジングを使うと、セルフマッサージをしながら巡りのよい肌へのサポートも可能。ざらつきの原因である肌に蓄積している角質のケアにも向いている。

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マッサージクリームとしても使える保湿成分が配合されたクレンジングクリームです。うるおい成分のスクワランやホホバオイルなどを配合。肌のざらつきをなめらかにして、キメの整ったもっちり肌へ導きます。

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保湿を入念にする

洗顔後は肌が乾燥しやすい状態なので、すぐに保湿しましょう。肌のざらつきがみられる方は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分配合の化粧水で念入りに保湿することをおすすめします。

洗顔しても肌のざらつきが気になる場合は、拭き取り化粧水を併用するのもひとつの方法です。拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れを除去できるため、毛穴に蓄積している汚れまでしっかりと落とすことが可能です。

ただし、拭き取り化粧水だけではうるおいを十分補いきれていない場合も。そんなときは、拭き取り化粧水使用後も通常通りに化粧水で肌を保湿してから乳液やクリームなどで、うるおいを閉じ込めましょう。

また、乳液やクリームは付けすぎると肌トラブルの原因になり得るため、パッケージに記載されている適量を守ることが大切です。ベタつきが気になるときは表面の油分をティッシュで軽く押さえてオフしておきましょう。

毎日紫外線対策をする

紫外線は季節や天候に関係なく降り注いでいるため、年間通して紫外線対策を行いましょう。紫外線を浴び続けると肌のターンオーバーの周期が乱れて、肌のざらつきを引き起こす原因になります。

ただし、肌が乾燥したままの状態で日やけ止めを使うと、肌のバリア機能が低下してさらに肌が敏感になってしまいます。そのため、下記のような保湿成分を含む日やけ止めを選ぶのがおすすめです。

・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・セラミド
・スクワラン など

日やけ止めにはさまざまな種類があるため、自分の肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。

角質ケアをする

肌のざらつきが気になるときは、角質ケアに特化したスキンケアアイテムを使用するのもおすすめです。自宅で簡単に試したい方は、スクラブ入りの洗顔やシートマスクを取り入れるとよいでしょう。

ほかにも、洗顔料から保湿ケアアイテムまで豊富にあるので、ぜひチェックしてみてください。

・酵素洗顔料
皮脂やタンパク質を分解する成分が入っているため、洗顔では取り切れない古い角質もしっかり落とせる。

・クレイ洗顔料
古い角質を吸着するはたらきがある。毛穴の汚れまでしっかり絡めとるため、なめらかな肌に近づける。

・シートマスク
集中ケアしたいときにおすすめ。肌にたっぷりとうるおいを与えられる。しかし、長時間使用すると肌の水分が奪われてしまうため、規定時間を守ることが大切。

・ケミカルピーリング
病院で行う角質除去。マイルドな酸を皮膚に塗り、普段のスキンケアで残りがちな古い角質を取り除く。自宅で手軽に行いたい方は、ピーリングジェルやピーリング効果のある洗顔料がおすすめ。

角質ケアをした後は、刺激を与えないようにすることが大切です。肌が敏感になっている状態のため、当日のしっかりメイクは避けたほうが無難です。メイクをしない場合でも、紫外線から肌を守るために日やけ止めを塗ったり、日傘を使ったりするなど必ず紫外線対策をしましょう。

栄養バランスのとれた食事をする

健やかな肌を保つためには栄養バランスを整えることも大切です。特に、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維を積極的に摂取してバランスのよい食事を心がけましょう。

なかでも角質肥厚を防ぐためには、新陳代謝をサポートする栄養素を摂るのがポイントです。レバーや人参、ほうれん草などに多く含まれるビタミンAや、うなぎやかつお、まぐろなどに多く含まれるビタミンB群を意識して摂取しましょう。

ほかの栄養素も肌にとって欠かせないものなので、さまざまな食品から摂取することが大切です。ただし、糖質や脂質の摂りすぎは皮脂の過剰分泌を招いてしまうため、注意しましょう。

血行をよくする習慣を取り入れる

血行がよくなると栄養を全身に届けることができるため、肌の調子が整えられます。冬の寒さや夏の冷房などで普段から冷えを感じる方は、運動をしたり湯船に浸かったりするなど工夫しましょう。

適度な運動によって筋肉をつけると血行がよくなるため、ウォーキングやスクワットなどを習慣に取り入れるのもおすすめです。シャワーだけでは体の一部しか温められないため、湯船に浸かって全身を冷やさないよう心がけましょう。

肌のざらつきをケアする際の注意点

ここでは、肌のざらつきケアをする際の注意点について解説します。

ゴシゴシ洗わない

ざらつきが気になるからといって、ゴシゴシと力を入れて洗顔するのはおすすめできません。必要な皮脂膜まで落としてしまうおそれがあり、肌に負担がかかります。拭き取り化粧水で角質を落とすときも、コットンで強くこすらないようにしましょう。

また、摩擦が起きやすいスキンケアを続けていると、肌の乾燥を招く要因になります。肌のターンオーバーの周期が崩れると古い角質が蓄積されて毛穴詰まりを引き起こすため、角質肥厚の負のループにつながります。スキンケアをするときは、肌に負担をかけないよう丁寧に行いましょう。

角質を無理やり取らない

角質ケアアイテムを使うときは、使用頻度に注意しましょう。無理に肌のざらつきを落とそうとして、必要以上に角質ケアを行うとかえって肌に負担がかかってしまいます。効果的なアイテムでも使い過ぎると悪影響を及ぼしかねません。

そのため、使用頻度や使用量を守って使用することが大切です。適切なケアをしていれば、徐々に肌のざらつきは気になりにくくなるため、焦らずコツコツと続けましょう。

まとめ

肌のざらつきの原因には、紫外線や摩擦、生活習慣の乱れなどが関係しています。これらは肌の乾燥を招く要因となり、角質肥厚が進むことで肌がざらつきやすくなります。

肌のざらつきを防ぐために、肌の汚れを取り除き十分な保湿を心がけましょう。必要に応じて角質ケアを取り入れるのもおすすめです。

ただし、無理に取り除こうとすると、肌に負担がかかるため注意が必要です。紫外線対策や生活習慣を整えることも合わせて、普段から適切なケアを継続しましょう。

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