小顔になりたい!顔が大きく見える原因とは?
まずは、顔が大きく見える原因を紹介します。
エラが張っている
エラが張っていると顔の幅が強調されるため、顔が大きく見えてしまいます。
エラが張るのは、下顎角(かがくかく)と呼ばれるエラの部分が外側に広がっていたり、下顎角が通常よりも 小さく 角張っていたりすることが原因です。
また、歯ぎしりや食いしばりなどのクセによって、エラの筋肉(咬筋)が発達していることも顔が大きく見える原因のひとつです。
咬筋(こうきん)とは、耳の下から頬にかけて位置する筋肉であり、一度発達すると小さくするのが難しいといわれています。
顔に脂肪がついている
顔の脂肪が多いと、横顔のシルエットが二重あごで崩れたり、フェイスラインがもたついて丸顔に見えたりするため、顔の大きさが強調されてしまいます。
主に食生活の乱れや運動不足などによって顔に脂肪がつきやすくなります。脂肪がつきすぎると肌がもたつく原因にもなるため、注意が必要です。
顔がむくんでいる
顔がむくんでいると、フェイスラインが通常よりも大きく見えやすくなります。顔のむくみの原因は下記の通りです。
・塩分やアルコールの過剰摂取
・運動不足
・睡眠不足
・ストレス
塩分やアルコールを過剰に摂取すると、体内の水分量のコントロールが正常にできなくなり、むくみが生じやすくなります。
そのほか、運動不足や睡眠不足、ストレスなどの生活習慣も影響しています。
顔が歪んでいる
顔が歪んでいると、左右の顔のバランスが崩れ、フェイスラインが不均一に見えることがあります。顔が歪む原因として、下記にあげたような日常のクセや習慣が大きく影響していると考えられています。
・頬づえをつく
・足を組んで座る
・猫背になっている
・片側の歯だけで咀嚼する
小顔に近づくためのおすすめトレーニング
ここでは、フェイスラインをすっきり見せるためのおすすめトレーニングを紹介します。
あいうえお体操
あいうえお体操は、表情筋を意識的に動かすトレーニングです。口を大きく開けたり口角を高く上げたりして、少し大げさに口を動かすと、フェイスラインがすっきりしやすくなります。
1.大きく口を開けて「あ」の形で5秒キープする
2.横に口を広げて「い」の形で5秒キープする
3.前に口を突き出すようにして「う」の形で5秒キープする
4.口を横に広げて「え」の形で5秒キープする
5.口を丸くすぼめるようにして「お」の形で5秒キープする
あごや関節に負担をかけないよう、ゆっくりと行いましょう。
舌回し
舌回し体操は、舌を意識的に動かすトレーニングです。舌をしっかり動かすことで、顔まわりの筋肉をほぐしやすくなり、口元の印象をすっきり見せることができます。
1.口を閉じてリラックスする
2.歯茎の外側を、舌の先で右回りに1周沿わせる
3.20周したら20~30秒休憩する
4.左回りも同様に行う
最初は1~2セットを目安に行い、慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。
口角上げ
口角上げは、頬の筋肉を意識的に動かすトレーニングです。顔まわりの血行を促し、表情を生き生きと見せるサポートにもなります。
1.口角を上げるように頬を持ち上げて笑顔をつくる
2.上の歯が見えるように「い」の口の形をつくり5秒キープする
3.唇をおちょぼ口のように「お」の形にして5秒キープする
4.2と3を5分ほどくり返す
「い」の口の形にするときは、目をしっかりと開くことで口角を上げやすくなります。また猫背にならないように背筋を伸ばし、ゆっくりと行うのがポイントです。
小顔に近づくために日常で注意すること
ここからは、小顔に近づくために日常で注意することを紹介します。
むくみ改善が期待できる食べ物 を摂取する
小顔に近づくためには、むくみ改善が期待できる食べ物をこまめに摂ることが大切です。
すっきりとした印象のフェイスラインを目指したい方は、下記の食べ物を意識して摂取しましょう。
栄養素など | はたらき | 含まれる食べ物 |
カリウム | 細胞内外の水分量を調節して一定に保つ | ほうれん草、きゅうり、アボカド、ブロッコリー など |
タンパク質 | 血液中の水分を保持して体液を調整する | 肉類、魚介類、大豆製品、いくら など |
ビタミンB群 | 体内のエネルギー代謝や免疫機能の維持などに関わる | 穀類(玄米、ライ麦パン など)、肉類(豚ヒレ肉、牛レバー など)、魚類、乳製品 など |
ビタミンC | 血行の促進作用があるビタミンEをサポートする | アセロラ、ブロッコリー、レモン、キウイ など |
食物繊維 | 腸内環境を整え、便秘や下痢の改善を促す | 玄米、納豆、きくらげ、生おから など |
また、塩分や糖分の多い食事はむくみの原因になりやすいため、できるだけ控えることが重要です。
さらに、過度な飲酒は、顔だけでなく全身のむくみを引き起こします。アルコールを摂取すると体内が水分不足の状態になり、リンパや静脈が余分に水分を溜め込むようになるためです。
ストレス解消の目的で飲酒が習慣になっているなど、お酒を日常的に飲む方は少しずつ飲む量を減らしましょう。
就寝時の寝方に気を付ける
就寝中に食いしばりをしていると、咬筋が発達してエラが張りやすくなるため、顔が大きく見える原因になります。
就寝中の歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、歯やあごを保護するナイトガード(マウスピース)を使用するのがおすすめです。
ナイトガードを使用すれば、噛みあわせの位置が高くなるため食いしばりにくくなり、口元をリラックスさせられます。
ナイトガードは個人の歯型に合わせて歯科医院で作成できるため、気になる方は歯科医に相談しましょう。
また、低すぎる枕にも注意が必要です。枕が低すぎると頚椎が伸びてあごが上がった状態になり、頭が心臓よりも低い位置になります。そうすると血液がスムーズに流れにくくなり、顔のむくみの原因となるのです。
枕の高さが合っていないと感じる方は、自分の体型や首のカーブにフィットする枕を探してみてください。
まとめ
顔が大きく見える原因として、エラ張りや顔のむくみ、顔の歪みなどがあげられます。小顔に近づくためには、バランスのよい食事を心がけたり、表情筋を意識的に動かす顔のトレーニングを行ったりすることが大切です。
この記事で紹介した顔のトレーニング方法を早速取り入れ、すっきりとしたフェイスラインを目指しましょう。