肌がつっぱるとは?つっぱる原因と対処法を解説

スキンケアや肌トラブルについて調べていると「肌がつっぱる」という表現を耳にしたことはありませんか?肌がつっぱるとはどういう状態なのか、わかるようでわからない方も多いのではないでしょうか?今回は肌がつっぱるとはどういう状態なのか、その原因や対処法について解説します。


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「肌がつっぱる」とはどういう意味?

「肌がつっぱる」とは、洗顔後や入浴後に肌が引きつったような状態になることです。肌がつっぱると人によっては痛みを伴うこともあります。

肌がつっぱる原因は“肌の乾燥”!

入浴後や洗顔後にスキンケアをしないと、肌が乾燥してつっぱります。また、間違ったスキンケア法も肌の乾燥につながるため注意しましょう。

ここでは肌が乾燥する原因として、以下の4つを解説します。

・化粧水の水分が肌から蒸散している
・化粧水の使用量が少ない
・化粧水の浸透(※)が悪くなっている
・化粧水が肌に合っていない

ぜひスキンケアを見直す際の参考にしてみてください。

※浸透:角層まで

化粧水の水分が肌から蒸散している

洗顔後や入浴後に、化粧水をつけたままで放置していませんか?特に暑い季節は、肌がベタつくからと、スキンケアを化粧水で終えてしまう方もいるようです。しかし、化粧水の後に乳液やクリームを塗らないと、水分が肌から蒸発して乾燥が進みます。

乳液やクリームは、化粧水でうるおった肌にフタをする役割があるため、必ず使用しましょう。

化粧水の使用量が少ない

「化粧水の後に乳液やクリームでケアしているけれど、肌の乾燥が気になる」という方は、化粧水の使用量が少ないのかもしれません。化粧水の使用量が少ないと、肌全体に行き渡らず乾燥してしまう場合があります。

また、少ない量で肌全体に広げようとして、手と肌の間で摩擦が起きることも肌が乾燥する原因です。

化粧水は必ず適量を使うことが大事です。1回の使用量はパッケージに記載があるため、確認してみてください。

化粧水の浸透が悪くなっている

肌バリアが低下していると化粧水が肌に浸透(※)せず、乾燥しやすくなります。肌バリアとは、紫外線や雑菌、摩擦などの外部刺激から肌を守ってくれる機能です。肌バリアが低下する主な原因としては、紫外線や食生活の乱れ、水分不足、睡眠不足があげられます。

肌バリアを整えるには、日やけ止めや日傘を使った紫外線対策や規則正しい生活、栄養バランスの整った食生活、水分補給が重要になります。

肌バリアが正常に働けば化粧水の浸透も良くなるため、肌の乾燥を防ぐことが可能です。

※浸透:角層まで

化粧水が肌に合っていない

肌バリアも正常で、しっかりとスキンケアを行っていても肌が乾燥する場合は、そもそも化粧水が肌に合っていないのかもしれません。「化粧水を塗ると肌がヒリヒリしたり、赤くなったりする」という方は肌に合わない化粧水を使っている可能性があるため、すぐに使用を中止してください。

季節や年齢により肌の状態は変化するため、使っていた化粧水が合わなくなることもあります。

あなたの肌は乾燥していない?セルフチェックしてみよう

「肌トラブルはあるけど、乾燥が原因なのかわからない」という方もいるでしょう。ここでは、乾燥によって生じる肌トラブルの例をご紹介します。

・洗顔後やお風呂上りに肌がつっぱる感じがする
・肌を触るとガサガサする
・白い粉がふいている
・メイクのノリが悪い・崩れやすい

洗顔後やお風呂上りに肌がつっぱる感じがする

洗顔後やお風呂上がりに肌がつっぱる方は、肌が乾燥しています。これは、洗顔後すぐに水分が蒸発していくことが原因です。

乾燥を抑えるには油分を与えることが大事です。しかし洗顔後は、油分が洗い流された状態であるため、乾燥が進みやすく、肌のつっぱりを感じやすくなります。

肌を触るとカサカサする

肌のカサつきは、乾燥している証拠です。乾燥肌は水分量が少ないため、カサついた手触りになりがちです。

なめらかな手触りの肌になるためには「肌のターンオーバーの周期」が正常に行われる必要があります。肌のターンオーバーの周期とは、新しい皮膚が作られ古い皮膚がはがれるサイクルを指します。

ターンオーバーの周期が乱れると、肌が乾燥する以外にも、くすみ(※)や色素沈着、ニキビ跡などの原因になります。

※くすみ:乾燥による

白い粉が吹いているように見える

カサカサした肌を放置し乾燥が進むと、肌表面の角層細胞がめくれあがり、白い粉が吹いたように見えることもあります。

また、厚くなった角層が粉を吹いているように見えるケースもあります。肌は紫外線や摩擦による刺激を受けると、防御機能が働いて角層が厚くなりやすいです。

メイクのノリが悪い・崩れやすい

メイクのノリが悪くなったり、崩れやすくなったりする方は、肌が乾燥している可能性が高いです。

乾燥肌は水分量が少ないため、ファンデーションやフェイスパウダーが肌に密着しにくく、メイクのノリが悪くなりがちです。また、肌が乾燥することで皮脂が過剰に分泌され、メイクが崩れやすくもなります。

肌表面は汗や皮脂でしっとりしているようでも、肌の内側は乾燥していることがあります。空気が乾燥しやすい冬だけでなく、紫外線や室内の冷房により肌が乾燥しがちな夏にも注意しなければなりません。

肌がつっぱる乾燥肌の対処法

肌が乾燥してつっぱりが気になるときは、化粧品の種類や使い方を見直すことも重要です。ここでは、乾燥肌をケアする方法を解説します。

・スクワラン・ワセリンが配合されたクリームを使用する
・化粧品の使用量を守る
・化粧品は手の平で温めてから肌になじませる
・セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧水を使用する

お手持ちの化粧品で今日から実践できる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スクワラン・ワセリンが配合されたクリームを使用する

乾燥肌が気になる方は「スクワラン」や「ワセリン」を含むクリームを使用するのがおすすめです。スクワランやワセリンは皮脂膜を作るため、化粧水の蒸発を防いでくれます。

化粧水で肌に水分を与えた後にクリームで肌にフタをすることで乾燥を防ぎ、うるおいのある肌へ導きます。

化粧品の使用量を守る

化粧品の使用量が少ないと肌に広げるときに摩擦や塗りムラが生じ乾燥の原因となるため、適量を使いましょう。

1回の使用量はパッケージや説明書に記載があるので必ず確認してください。顔全体を手のひらで包むようになじませると肌に浸透(※)しやすいです。

※浸透:角層まで

化粧品は手の平で温めてから肌になじませる

化粧品は手に取ってすぐ肌につけるよりも、手の平で軽く温めてから肌になじませると浸透しやすいです。

浸透を高めるには、化粧水は二度づけするのがおすすめです。両手で顔をおおい、軽くプレスしてみてください。

セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧水を使用する

乾燥肌対策には、自分の肌の状態に合った化粧水を使うことも重要です。たとえば保湿力の高い「セラミド」や「ヒアルロン酸」が配合された化粧水は乾燥肌の方におすすめです。

「しっかりスキンケアしているのに、肌の乾燥が気になる」という方は、お使いの化粧品が合っていない可能性があります。一度成分を見直して、肌に合った化粧品を使ってみることを検討してみてください。

まとめ

肌のつっぱりは乾燥が原因であることや乾燥対策について解説しました。肌が乾燥すると見た目の肌トラブルだけでなく、メイク崩れの原因にもなるためやっかいです。湿度の高い夏場でも、紫外線や冷房によって肌は乾燥しがちなので、今回ご紹介した対処法を実践して、うるおいのある肌を目指してみてください。

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