パックの使用期限はどれくらい？
フェイスパックのパッケージを確認しても、使用期限が見当たらないことはありませんか？
実は日本のスキンケアアイテムは、製造から3年以内に品質が変わらないとされる場合、使用期限を記載する義務がありません。そのため、多くのフェイスパックには期限が表示されていないのです。
出典：厚生労働省「薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）」
一般的には、未開封なら製造日から約3年が目安とされています。ただし製造日が書かれていないことも多く、その場合はメーカーに問い合わせると、LOT番号から製造時期のおおよその目安を教えてもらえるケースもあります。
問い合わせが難しいなどの理由で製造時期が不明な場合は、長期保管は避け、購入から1年以内を目安に使い切るのがおすすめです。
一方で、開封後は未開封と同じようには保管できません。個包装タイプは使用直前まで開封しなければ品質を保ちやすいものの、大容量タイプは開封するたびに空気や雑菌が入り込みやすく、劣化も早まります。
フェイスパックの品質を守るためには、開封後はできるだけ早めに使い切ることが大切です。
さらに、高温多湿の場所や直射日光が当たる環境では劣化が進みやすいため、保管場所にも注意しましょう。
フェイスパックの使用期限はどこに記載されている？
前述した通り、日本製のフェイスパックは未開封であれば3年以内に品質が変わらないものが多いため、使用期限が記載されていないケースも多いです。
一方で、海外製のフェイスパックや一部のアイテムには使用期限が明記されている場合もあります。そのため、記載があるかどうかをまず確認しておくことが大切です。
使用期限の記載場所
フェイスパックの使用期限は、パッケージ裏面の下部に記載されていることが多いです。ボトルやジャータイプの場合は、底面に記載されることもあります。
また、箱入りのフェイスパックでは外箱にだけ期限が記載されていて、個包装のシート自体には表示がないケースもあります。箱を捨ててしまうと使用期限がわからなくなるため、心配な場合は箱を保管しておくか、期限をメモしておきましょう。
使用期限の見方
使用期限の表記には「EXP（Expire Date／Expiration Dateの略）」や「USE BY」「Best Before」などが使われます。海外製パックの場合、日本の「年/月/日」とは異なる並びになるため注意が必要です。
例えば、2026年9月25日までを示す場合、以下のように表記されることがあります。
・EXP 25/09/26
・EXP 092526
同じ日付でも、国によって「日/月/年」や「月/日/年」と順番が異なる点に注意しましょう。
また、年月だけで「EXP 0926」と表示されるケースもあります。これは「2026年9月まで」という意味です。
一方、製造日は「MFG（Manufacturingの略）」と表記されます。さらに、開封後の使用期限は「～M」と表され、例えば「1M」なら開封後1か月、「12M」なら開封後12か月が目安です。
フェイスパックを使用期限内に使い切るためのコツ
フェイスパックは便利なアイテムですが、出番が少なかったり種類を買いすぎたりすると、使用期限内に使い切れないこともあります。
「使おうと思ったら期限が切れていた……」とならないように、管理や選び方のコツを押さえておきましょう。
購入日・開封日を記載して管理する
フェイスパックの購入日や開封日を本体に記載しておくと、いつから使い始めたのかが一目でわかり、期限切れを防ぎやすくなります。
特に、使用期限が外箱にしか記載されていない場合は、箱を捨ててしまうと後から確認できなくなるため注意が必要です。シールや油性ペンで本体に書いておくと、後で期限がわからなくなることを避けられます。
大量にストックしない
フェイスパックは種類が豊富で、ついあれもこれもと集めがちですが、実際に使える数には限りがあります。使用頻度に合わない量を買い込むと、買ったことを忘れたり、使用期限を過ぎたりすることも考えられます。
購入の際は、「週に何回くらい使うのか」「今どのくらいストックがあるのか」を確認してから選ぶようにしましょう。
例えば、週に2回使うのであれば、30枚入りの大容量パックを使い切るには3か月～4か月かかる計算になります。使用ペースと合わない場合は、個包装タイプを選んだほうが無駄なく使えます。
また、種類を増やしすぎると1つひとつの消費ペースが遅くなるため、「お気に入りのフェイスパックを2～3種類に絞る」といった工夫も有効です。必要な分だけを計画的に購入することで、期限切れを防ぎながら最後まで心地よく使い切れるでしょう。
保管方法に注意する
フェイスパックは保管場所にも気を配りましょう。使用期限内であっても、高温や直射日光の当たる場所などに置いてしまうと、品質が保たれない場合があります。
パッケージに記載されている保管上の注意を守り、基本的には直射日光・高温多湿・温度変化の大きい場所を避けて保管することが大切です。
冷蔵庫で保管する場合は、冷やしすぎにも注意しましょう。成分によっては変質する可能性もあるため、必ずパッケージの保管方法を確認しておくことが大事です。大容量タイプを冷蔵庫に入れるときは、取り出したらすぐに冷蔵庫に戻すなど、鮮度を保つ工夫も心がけましょう。
個包装のフェイスパックを選ぶ
スペシャルケアとしてフェイスパックを取り入れる場合は、個包装タイプを選ぶのがおすすめです。
大容量タイプは1回あたりのコストを抑えられる反面、使用頻度によっては期限内に使い切れないことがあります。たとえパッケージに使用期限が記載されていても、開封後は早めに使い切るのが望ましいため、使用頻度が少ない方は個包装タイプを選んだほうがよいでしょう。
個包装のフェイスパックなら、開封したらすぐに1回分を使い切れるため、未開封の期限さえ確認しておけばよく、品質の劣化や期限切れのリスクを抑えることができます。
まとめ
フェイスパックは手軽に肌をうるおすケアができるアイテムですが、使用期限を意識して使うことが大切です。日本製のフェイスパックは期限が記載されていない場合も多く、未開封なら製造から3年以内が目安です。製造日が不明な場合は、購入から1年以内を目安に使い切りましょう。
また、ついストックしすぎて期限を過ぎてしまうこともあるため、使用頻度に合った量を購入することがポイントです。大容量タイプを選ぶ際は期限内に使い切れるかを考え、使用頻度が少ない場合は個包装タイプを選ぶとよいでしょう。
フェイスパックを正しく保管して使用期限内に使い切ることで、心地よくケアを楽しめます。
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