化粧ノリが悪い原因は?きれいにメイクするための3つの方法

いつもと同じようにメイクをしたのに、「何だか化粧のノリが悪い」「ファンデーションが浮いて見える」といったことはありませんか?今回は、化粧のノリが悪くなる原因や対処法を紹介します。ファンデーションがピタッと肌に密着した陶器肌を目指しましょう。


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化粧ノリが悪い原因!なぜファンデーションが浮くの?

「ファンデーションが浮いて見える」
「ファンデーションを塗っても毛穴や小じわが目立って見える」

化粧ノリが悪くなる原因は、ひとつではありません。

ここからは、化粧ノリが悪くなる要因を紹介します。まずは自分の状態に当てはまっていないかチェックしてみましょう。

肌が乾燥している

肌が乾燥すると、ファンデーションが肌に密着しにくく、化粧ノリが悪くなることがあります。乾燥の主な原因は、紫外線や寒暖差、花粉の刺激などで、肌のバリア機能が低下することです。

肌がカサカサしている、つっぱり感が見られるなら、乾燥が化粧ノリを悪くしている原因と考えられます。

また、肌表面がうるおっているように見えても、肌内部が乾燥しているインナードライである可能性もあります。インナードライになる要因は、角層内の水分量が不足することで皮脂の分泌が盛んになることです。

乾燥肌、インナードライ肌、いずれもしっかりと保湿することで、化粧のノリのよい肌に導けます。

乾燥肌によるファンデーション崩れについて詳しく知りたい方はこちら
ファンデーションが崩れやすいのは乾燥肌が原因!対処法を解説

女性ホルモンの影響を受けている

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンというふたつの種類があります。

エストロゲンは肌にうるおいを与えるなど肌のコンディションを整える作用があるのに対し、プロゲステロンは皮脂の分泌量を促し肌トラブルにつながりやすいのが特徴です。

プロゲステロンの分泌量が増えると、肌は皮脂の分泌を促進し、肌がテカリやすくなります。それだけでなく、毛穴が詰まりやすく、ニキビや吹き出物もできやすくなるでしょう。

特に生理中はプロゲステロンの分泌量が増加し、エストロゲンの分泌量が減少します。その結果、肌が乾燥しやすく、肌がゴワゴワするなどトラブルも起きやすくなり、化粧ノリが悪くなることがあります。

古い角質が蓄積している

肌に古い角質が蓄積しているために、化粧ノリが悪くなっている場合もあります。肌には「ターンオーバー」という、細胞の生まれ変わりのサイクルがあります。肌の奥底で生まれた新しい細胞が肌表面まで上がってきて、古い細胞は角質として剥がれ落ちる仕組みです。

肌のターンオーバーの周期は通常28日程度ですが、乾燥や紫外線、ホルモンバランスの影響などで周期が乱れる場合があります。すると、肌表面に余分な角質が溜まってゴワつくため、化粧ノリが悪くなってしまうのです。

メイクの土台となる肌に問題があると、どれだけよいファンデーションや化粧下地を用いても、なかなか密着しません。また、くすみ(※)や毛穴の詰まりなど肌悩みも生じやすくなります。

※くすみ:乾燥や古い角質による

顔にうぶ毛が生えている

顔のうぶ毛が化粧ノリの悪さを招いていることもあります。うぶ毛が原因で肌表面に凸凹が生じて、ファンデーションや化粧下地の密着度が下がってしまうのです。また、うぶ毛に汗が集まるため、メイク崩れも起こりやすくなります。

汚れたメイクスポンジを使用している

メイクスポンジの汚れが化粧ノリに影響することもあります。汚れたメイクスポンジを使用していると、 汚れている部分にファンデーションが含みにくく、肌に均一に塗布できません。その結果、ファンデーションにムラができ、化粧ノリが悪くなってしまいます。

また、汚れたメイクスポンジには雑菌が繁殖していることも考えられ、使用しているとニキビなどの肌トラブルにつながるおそれもあります。

肌トラブルを避け、ファンデーションのノリをよくするには、清潔なスポンジを使用することが大切です。

化粧ノリが悪いときの対処法1.乾燥を防ぐスキンケア

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肌の乾燥はメイクの仕上がりに影響するので、化粧ノリが悪いときはスキンケアから見直してみましょう。ここでは、肌の乾燥を防ぐスキンケアの方法を紹介します。

クレンジング・洗顔料は肌にやさしいものを選ぶ

メイクや余分な皮脂はきちんと落としたいものですが、洗浄力が高いクレンジングや洗顔料を使うと、肌に必要な皮脂やうるおいまで奪ってしまいます。

肌の乾燥を防ぐには、洗浄力が強すぎないクレンジングや洗顔料を選ぶことが大切です。

肌がゴワゴワする場合、乾燥によって肌の角質が厚くなっていると考えられます。特に肌のターンオーバーの周期が乱れると肌表面に古い角質が蓄積されやすくなるため、不要になった角質を落としやすいクレンジングや洗顔料を選びましょう。

また、肌にやさしい洗顔料を使用しても、洗い方によっては肌に負担となることがあります。洗顔するときは肌への摩擦を減らすよう、洗顔料をしっかり泡立ててから洗いましょう。

洗顔料をすすぐ際、お湯の温度が高いと必要な皮脂まで奪われ、肌の乾燥につながるため、30~32℃程度のぬるま湯、または水で洗い流すことが大事です。

適切な洗顔方法を知りたい方はこちら
洗顔の上手な泡立て方とは?適切な洗顔方法やNG例を紹介

化粧水・美容液・乳液(クリーム)は保湿力の高いものを選ぶ

洗顔後の肌はしっかりと保湿することも大切です。化粧前にしっかりと保湿しておくことで、ファンデーションが肌にしっかりと密着しやすくなります。

「今の保湿ケアが物足りない」という方は、保湿力の高いスキンケアアイテムを選んでみましょう。

また、スキンケアのやり方を見直すことも大切です。

まずは化粧水や美容液でしっかりと保湿します。一般的には化粧水の後に美容液を使用しますが、浸透(※)を高める導入美容液などスキンケアの最初に使用するものもあるので確認しておきましょう。

その後、乳液またはクリームで油分を補い、肌に与えた水分が蒸発するのを防ぎます。しっかりと保湿した上でメイクすると、ファンデーションが肌になじみやすくなります。

日中は肌の乾燥を感じたら、ミスト化粧水で保湿するのがおすすめです。ミスト化粧水を選ぶ際は、油分もプラスされているものだとより乾燥が防げます。

※浸透:角層まで

化粧ノリが悪いときの対処法2.メイクの見直し

化粧ノリが悪いときは、スキンケアに加えてメイクも見直してみましょう。下記の方法を試してみるようにおすすめします。

メイクスポンジをきれいに洗う

メイクスポンジが汚れていると、ファンデーションがムラなく塗布できません。メイクスポンジは定期的に洗って、メイクをする際は清潔なスポンジを使用しましょう。

ここでは、メイクスポンジの洗い方を紹介します。

■用意するもの

・スポンジクリーナー(中性洗剤でも可)
・水またはぬるま湯の入った容器(洗面器など)
・清潔なタオル

■洗い方

1.クリーナーを使ってやさしくもみ洗いする

スポンジクリーナーを使う場合は、スポンジを濡らさずに汚れている面にクリーナーを出し、そのままメイクとなじませながらもみ洗いします。ただし、表面をこすって汚れを落とすのはスポンジを傷める要因となるのでNGです。

中性洗剤を使う場合は、中性洗剤をぬるま湯に溶かして、そこにメイクスポンジをつけた状態でもみ洗いします。割合は中性洗剤1に対し、ぬるま湯で200倍に薄めるのが目安です。

2.よくすすぐ

水またはぬるま湯の入った容器にメイクスポンジをつけて、よくすすぎましょう。水やぬるま湯は何度か替えてすすぎます。

3.日陰で乾かす

洗ったメイクスポンジは軽く絞り、タオルなどにはさんでさらに水分を切りましょう。その後、清潔なタオルの上にのせて風通しのよい日陰で乾かします。

自分に合ったファンデーションを選ぶ

化粧ノリが悪い場合、ファンデーションと肌の相性がよくないことも考えられます。自分に会ったファンデーションを選ぶと、肌への密着度が変わるかもしれません。

ファンデーションの種類は大きく「パウダーファンデーション」「リキッドファンデーション」「クッションファンデーション」に分けられます。

それぞれのファンデーションがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。

パウダーファンデーション

ふんわりと軽く、自然な仕上がりになるパウダーファンデーションは、脂性肌の方におすすめです。また、メイク下地の後に付属のスポンジやブラシで簡単に仕上げられることから、メイク初心者の方にも使いやすく、忙しいときの時短メイクにも使えます。

リキッドファンデーション

パウダーファンデーションと比較して水分や油分をたっぷり含むものが多く、乾燥が気になる方におすすめのファンデーションです。また、ツヤのあるしっとりとした肌に仕上がりやすいファンデーションでもあります。

クッションファンデーション

リキッドファンデーションをスポンジに染み込ませて作られています。メイク下地なしで使用できるものも多く、手を汚さずにファンデーションを塗れる点がメリットです。短時間でツヤのある仕上がりを目指す方に適しています。

ファンデーションの塗り方を見直す

化粧ノリが悪いときはファンデーションの塗り方に気を配ることで、満足のいく仕上がりに近づけられます。

ファンデーションは厚塗りするとヨレやすいので、薄く塗りましょう。特に動きが多く、ヨレやすい目や口の周りはさらに薄く塗るのがおすすめです。顔全体を塗った後に、スポンジに残ったファンデーションを使って最後に塗りましょう。

仕上げに指先で軽く押さえるようにしてなじませると、ファンデーションの密着度を高められます。

化粧ノリが悪いときの対処法3.うぶ毛の処理

化粧ノリをよくしたいときは、うぶ毛の処理も試してみましょう。うぶ毛を処理して肌表面のゴワつきがなくなると、ファンデーションや化粧下地が密着しやすくなるので、メイクのノリともちがよくなります。

また、シェービングすると肌表面の古い角質を取り除けるため、肌のトーンが明るくなる効果も期待できます。

ただし、顔の肌はデリケートなので、肌トラブルを防ぐためにも適切な手順と注意点を把握した上でシェービングすることが大切です。

シェービングの方法

シェービングの基本の手順は、以下の通りです。

1.蒸しタオルやスチーマーを使い、肌を柔らかくする
2.クレンジング・洗顔を行い肌の汚れを落とす
3.肌の保護のために顔にクリームを塗る
4.毛の流れに沿って、顔全体の産毛を剃る
5.剃り残した部分のみ、逆剃りで剃る
6.蒸しタオルで肌を温めながら、やさしくクリームを拭き取る
7.しっかり保湿する

蒸しタオルやスチーマーを使うのが面倒な方は、お風呂上がりにシェービングするのがおすすめです。

シェービングの注意点

シェービングする際には、下記の点に注意しましょう。

・うぶ毛のシェービングの頻度は月1~2回程度にする
・肌が敏感になる時期のシェービングは避ける
・ゆっくりと時間が確保できるときに行う
・何度も同じ部位を剃らない

頻繁にうぶ毛のシェービングをすると角層が薄くなってしまうため、肌が荒れやすくなるおそれがあります。月1~2回ほどに留めておきましょう。

また、日やけしたときや生理中などは肌が敏感になりがちなので、シェービングは控えるのが賢明です。

忙しい時間帯にシェービングするのもNGです。早く終わらせようと焦ってしまい、カミソリで怪我をするおそれがあります。ゆっくりと時間が確保できるときに行いましょう。

うぶ毛が気になるからといって、何度も同じ部位を剃るのもよくありません。くり返しカミソリが肌に当たることでダメージを受けてしまうので、できるだけ1度で剃るよう心がけましょう。

まとめ

ファンデーションが肌にピタッと密着するかどうかは、メイクの仕上がりに大きく影響します。

メイクのノリが悪いと感じる方は、本記事で紹介した原因に当てはまるか見極め、必要な対策を講じましょう。

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