陶器肌を作る方法【スキンケア編】
メイクで陶器肌を作る前に、肌の土台(※)作りが大切です。まずはスキンケアを意識し、肌のコンディションを整えておきましょう。陶器肌を目指すためのスキンケア方法を解説します。
※肌の土台:角層
肌タイプに合ったスキンケア製品を選ぶ
テカリや乾燥、赤み、ニキビなど、肌タイプによって起こりやすい肌悩みもさまざまです。肌タイプは水分量と皮脂量のバランスに応じて、以下の4つに分類されます。
肌タイプ | 特徴 |
普通肌 | 水分量と皮脂量のバランスが良い。キメが整っており、メイクのヨレが起こりにくい。 |
乾燥肌 | 水分と皮脂量が両方少ない。かさつきやすく、肌ダメージを受けやすい。 |
脂性肌 | 水分と皮脂量が両方多い。うるおいがあるもののキメが粗く、べたつきやすい。 |
混合肌 | 水分は少ないが、皮脂量は多い。インナードライとも呼ばれ、部分的もしくは全体にベタつきやすいが、カサつきも起こりやすい。 |
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スキンケアの効果を高めるには、まず自分の肌タイプを知ることが大切です。肌に合った製品で肌悩みを起こりにくくすることで、陶器肌が作りやすくなるでしょう。
肌タイプとスキンケアについては、以下の記事でも解説しています。
「【肌タイプがわからない人必見】肌タイプの見分け方とスキンケアの注意点」
毛穴詰まりや黒ずみをケアする
つるっとした陶器肌を作るなら、ザラつきが少なく毛穴の目立ちにくい素肌を目指しましょう。目立ってしまう毛穴詰まりや黒ずみは早めにケアしたいところです。
毛穴詰まりは、過剰な皮脂の分泌によって起こるといわれています。また、肌に溜まった古い角質や落としきれなかったメイク汚れも原因のひとつです。詰まった皮脂が毛穴を押し広げてしまい、毛穴が目立ち、黒ずみも起こりやすくなります。
毎日の洗顔やクレンジングで毛穴汚れをしっかり落としましょう。
過度なクレンジングは避ける
余分な皮脂や肌に付着した汚れには、毎日のクレンジングと洗顔で洗い流す必要があります。ただし、過度なクレンジングは避けましょう。肌を守り、うるおいをキープするために必要な分の皮脂まで取り除いてしまい、肌荒れの原因になってしまうおそれがあります。
洗顔で気を付けたいポイントは、『ゴシゴシこすらないこと』です。肌の摩擦を避けるために、洗顔料をしっかりと泡立て、肌表面で泡を転がすように洗いましょう。
お湯は熱すぎず冷たすぎない30~32℃のぬるま湯が適温です。洗い残しがないようにしっかりとすすいでください。
肌のうるおいを保つ
洗顔とクレンジングで肌の汚れを落とした後は、できるだけすぐにスキンケアでたっぷりと保湿を行いましょう。化粧水、美容液、乳液、クリームなどで保湿し、肌のうるおいが逃げないようにフタをします。
スキンケア製品を選ぶときは、肌タイプに合ったものであること、保湿成分が含まれたものを選ぶよう意識するのがおすすめです。保湿成分として以下の成分が含まれているもの選びましょう。
・セラミド:水分を角層につなぎ止め、肌バリアを保つ役割を持つ。
・アミノ酸:本来肌に備わっている天然のうるおい成分のひとつ。
・ヒアルロン酸:保水力が高く、弾力アップの効果が期待できる。
・スクワラン:皮脂膜の代わりとなって、水分の蒸散を防ぐ効果を持つ。
紫外線や摩擦から肌を護る
紫外線や摩擦はそれ自体が刺激となるだけでなく、肌バリアを低下させ、ダメージ(※)を受けやすい状態にしてしまいます。普段の生活でできるだけ刺激を抑えることが大切です。
また、肌のターンオーバー周期の乱れが起きる要因にもなるため、シミやくすみの元となるメラニンが過剰に生成されてしまいます。
季節や天候問わず日やけ止めを使う、強い日差しには日傘や帽子、UV対策ができる衣類などをみにつけるなどして紫外線から肌を護る意識を高めましょう。加えて、なるべく顔を触らないなど、摩擦となるようなことは避けてください。
※ダメージ:乾燥による
陶器肌を作る方法【メイク編】
美しい陶器のような肌印象を持ってもらうために必要なのは、程よくツヤがありマットな肌です。ここからは、陶器肌に近づくためのメイクのコツをご紹介します。
下地やプライマーで肌の凹凸を整える
下地やプライマーを使って肌の凹凸を整えると、肌全体がトーンアップした印象になります。毛穴カバー効果のあるものを気になる部分に使ってみましょう。
下地やプライマーのなかには、余分な皮脂やテカリを防止する効果が期待できるものがあります。皮脂による毛穴の目立ちや黒ずみを防ぎ、時間がたっても透明感をキープしやすくなるでしょう。
厚づきを防ぐために部分下地を使い、皮脂や毛穴が気になる部位を補正するのがおすすめです。日やけ止め→プライマー→化粧下地の順で重ねます。
コントロールカラーで色ムラをカバーする
陶器のような肌を目指すなら、肌の赤みやくすみ対策も必要です。特にくすみは疲れた印象を与えやすく、見た目年齢も高めてしまいます。
均一で美しい肌を作りたい方には、コントロールカラーがおすすめです。下地にコントロールカラーを使うと、悩みに合わせた色補正ができます。
肌悩みに合った使い分けをするために、色の選び方を覚えておきましょう。気になる部分に自分が補いたい色を薄く伸ばして使ってください。
肌悩み | 色 | 補正される効果 |
赤み | グリーン・ブルー系 | 赤みやニキビ跡などをカバーし、透明感を高める |
くすみ | ピンク・パープル系 | 血色と黄ぐすみをカバーし、トーンアップする |
シミ・クマ | イエロー系 | 肌色を均一に整え、トーンアップする |
色ムラ | ベージュ系 | 肌色を均一に整え、フラットな肌に見せる |
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薄づきのファンデーションで仕上げる
メイクで陶器肌に近づけるには、上品なマットで、かつ適度なツヤがある肌に仕上げることがポイントです。また、ファンデーションが厚塗りにならないように気をつけましょう。
ファンデーションにはパウダー、リキッド、クリームなどいくつかの種類があります。それぞれ塗り方にコツがありますが、どのタイプのファンデーションにも使えるおすすめのツールがファンデーションブラシです。肌にしっかりとフィットしつつ、ムラのない均一な仕上がりになります。
最後に、ルースパウダーをなじませれば化粧崩れも起きにくい陶器肌メイクの完成です。
陶器肌を目指すならインナーケアも重要
陶器肌を目指すためには、スキンケアやメイクと合わせて乱れがちな生活習慣も改善していきましょう。なかでも食生活の見直しは、肌によい影響が期待できます。肌悩みに効果が得られる栄養素を積極的に摂取してください。
・皮脂の分泌が気になる方には
美肌に欠かせないたんぱく質を作るはたらきを持つビタミンB6や、皮脂の分泌を抑えるビタミンB2を含んだ食材がおすすめです。レバーや納豆、牛乳、バナナなどに多く含まれています。
・肌のターンオーバー周期を促進するには
肌の生まれ変わりを促すには、にんじんやカボチャに多く含まれているビタミンAがおすすめです。また、ビタミンAには肌のうるおいを保つ効果も期待できます。ターンオーバー周期が整うと、古い角質などの汚れが溜まりにくくなり、毛穴の詰まり予防にも効果的です。
また、そのほかに気をつけたいポイントとして、糖質や脂質が挙げられます。スイーツやジャンクフード、揚げ物などは、摂りすぎると過剰な皮脂分泌を促してしまうので注意してください。
まとめ
美しい陶器肌になるには、水分と皮脂量のバランスが良く、毛穴目立ちの少ない肌に近づく必要があります。毎日のスキンケアと食生活で肌の土台(※)を作り、メイク方法を工夫しながら思わず触りたくなってしまうような美肌を目指しましょう。まずは自分の肌タイプを知り、肌悩みに合ったスキンケアとメイクを見つけてみてください。
※肌の土台:角層