毛穴を引き締めるにはどうすれば良い?おすすめのお手入れ方法を紹介

美肌になりたい方を悩ませる、『毛穴の目立ち』。開いた毛穴は、メイクでカバーしようと思っても余計に目立ってしまうので困りますよね。毛穴対策をするなら、適切な予防と対策が必要です。まずはどのような理由で毛穴が目立っているのかを把握しましょう。 今回は、毛穴に悩んでいる方に向けておすすめのお手入れ方法を解説します。毛穴の目立ちをケアしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


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毛穴を目立たなくする方法

適切な洗顔やスキンケアは、美肌になるための基本です。毛穴対策のために、どんな点に気をつけると良いのか改めて振り返ってみましょう。

洗顔をしっかり行う

まずは、メイクや汚れをしっかり落とす『洗顔』のポイントです。

肌に残った汚れは皮脂や古い角質と混ざり、毛穴のなかに溜まっていきます。そのまま放っておくと汚れは酸化し、ぶつぶつとした黒ずみ毛穴が目立ってしまうのです。

そのため、毎日の洗顔で溜まった汚れを丁寧に落としていきましょう。

ただし、しっかり顔を洗うためにゴシゴシとこするのは厳禁です。摩擦によって肌トラブルを招く可能性があります。清潔な手で撫でるようにやさしく洗いましょう。

<適切な洗顔方法>

1.顔をぬるま湯で予洗いする
2.洗顔料を手に取り、きめ細やかな泡をたっぷりつくる
3.おでこに泡を乗せ、転がすように洗う
4.小鼻の脇まで丁寧にやさしく洗う
5.泡を残さないようにしっかり洗い流す
6.清潔なタオルで水気を拭く

徹底的に保湿する

洗顔が終わったら、『保湿』が欠かせません。洗顔後は肌表面から水分が蒸散しやすいため、できるだけ早めに保湿ケアを行いましょう。

一般的に保湿ケアは化粧水→美容液→乳液またはクリームの順番で行います。製品によって順番は異なるため、必ず製品の説明書を確認しましょう

保湿ケアは水分と油分のバランスが重要です。しかし、「自分にどんな製品が合うのか分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。その場合は、自分の肌タイプに合った製品を選ぶことをおすすめします。

自分の肌タイプについて知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【肌タイプがわからない人必見】肌タイプの見分け方とスキンケアの注意点

また、スキンケアの順番や使用量を自己判断で変えてしまうのは避けましょう。例えば、ベタつきが気になる脂性肌の方が油分を減らそうと乳液を減らすのはおすすめしません。足りない油分を補うために皮脂の分泌が促されてしまう可能性があるためです。

製品の使い方を参考に、肌をしっかり保湿し、うるおいをキープしましょう。

収れん化粧水で肌を引き締める

収れん化粧水とは、余分な皮脂を抑え、肌を引き締めてくれる化粧水です。肌をきゅっと引き締めてくれるので、乾燥による毛穴の目立ちに悩んでいる方におすすめです。

一般的に収れん化粧水は、乳液の後に使用します。ただし、製品によっては洗顔後に使用するものもあるため、パッケージで使用方法を確認しておきましょう。

使い方は以下の4ステップです。

<使い方>

1.コットンに500円効果よりも大きめの量をたっぷりと染みこませる
2.コットンを指で挟み、おでこや額などの広い部分からパッティングする
3.毛穴の開きや皮脂が気になるところは、やさしく入念に行う
4.パッティングした部分がひんやりし始めたら終わり

収れん化粧水はひんやりとした使い心地のため、夏の時期に汗やほてりが気になる方、肌をさらさらな状態でキープしたい方にも向いています。

ただし、収れん化粧水にはアルコールが含まれていることが多く、肌に負担がかかることがあります。そのため、敏感肌の方が使う場合は、アルコール不使用の製品を使用したり、パッチテストをしたりして、自分に合ったものを選びましょう。

そもそも毛穴が目立ってしまうのはなぜ?

毛穴には、皮脂を分泌する皮脂腺が備わっています。顔の毛穴はほかの部位よりも多く、皮脂腺も大きいので、毛穴が開きやすく目立ちやすいのが特徴です。

毛穴の数は生まれたときから変わりませんが、さまざまな原因により目立ちやすくなります。ここでは、どのような原因で毛穴が目立つのか、より詳しく解説します。

加齢によるもの

年齢を重ねると角層の水分量が減り、肌のうるおいや柔軟性が失われていきます。また、加齢や紫外線から受けるダメージ(※)でヒアルロン酸量も減少していくため、ハリや弾力の低下を感じるようになるでしょう。

もともと引き締まっていた毛穴も、肌の乾燥やキメの乱れといったエイジサインが現れるようになると、すり鉢状の『開き毛穴』になります。

さらに進行すると、毛穴が楕円状に広がる『しずく状の毛穴』がみられるでしょう。加齢によるコラーゲンの減少が進み、重力に引っ張られることが原因です。

※ダメージ:乾燥による

過剰な皮脂

過剰な皮脂も、毛穴の目立ちを引き起こす要因となります。

皮脂は肌表面の乾燥を防ぐ大事な役割を担っていますが、過剰な分泌は肌トラブルや毛穴目立ちにつながります。毛穴が丸い形に目立っている場合は、皮脂によって毛穴が押し広げられている状態だといえるでしょう。

皮脂腺のはたらきが活発になる理由として、皮膚温の上昇や、精神的・肉体的ストレスによる男性ホルモンの分泌量増加などが挙げられます。

皮脂が詰まった毛穴は『開き毛穴』になり、そのまま皮脂が古い角質と混ざり固まると『角栓』となります。

また、空気や紫外線によって酸化した『黒ずみ』も毛穴が目立ちやすくなる原因のひとつです。

毛穴を引き締めるために取り入れたいポイント

毛穴ケア には、スキンケア以外からのアプローチが大切です。生活のちょっとした心がけが肌に良い影響を与えます。

規則正しい生活を心がける

まずは、規則正しい生活を送れているか振り返りましょう。具体的には次の3点を確認してください。

・睡眠時間
睡眠中の肌は細胞分裂が活発になり、肌の生まれ変わりを促します。肌のターンオーバーの周期やホルモンバランスを整えるためには、十分な睡眠時間の確保が必要です。

また、眠りの質が高まるように、就寝前はリラックスできるよう意識してください。

・適度な運動
適度な運動は睡眠の質を向上させたり、血行を促進したりと、肌に良い効果をもたらします。普段から運動をしない方は、ウォーキングや自転車通勤など、取り組みやすいものから体を動かす機会を増やしていきましょう。

・喫煙・無理なダイエットはNG
不規則な生活や喫煙、無理なダイエットはホルモンバランスの乱れを引き起こしやすくなるためおすすめできません。肌状態が不安定になり、毛穴も目立ちやすくなります。

食事で栄養素をしっかり摂る

食事をしっかり摂れば、内側から肌に良い栄養素を摂取できます。上向き肌を目指す方は、食べ物にもこだわってみてください。

肌に良い効果が期待できる栄養素には、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンBが挙げられます。それぞれの持つ効果は次のとおりです。

・たんぱく質
たんぱく質は人の細胞に欠かせない栄養素で、皮膚を形成する主成分です。不足すると肌のターンオーバー周期が乱れ、ハリやツヤが失われやすくなります。たんぱく質には動物性と植物性があり、バランスの良い摂取が大切です。

多く含まれている食材:肉、魚、乳製品、大豆製品 など

・ビタミンA
ビタミンAは、肌のターンオーバー周期を整え、皮膚の修復を促す栄養素です。皮膚や粘膜のうるおいを保つ効果も持っています。

多く含まれている食材:レバー、卵、うなぎ、緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草など) など

・ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーへと変え、皮膚や粘膜を健康に保つ効果が期待できます。また、皮脂の分泌を調節する役割も持っています。

多く含まれている食材:鮭、ささみ、バナナ、マグロの赤身、大豆製品 など

まとめ

毛穴の開きや角栓、黒ずみはメイクで余計に目立ってしまうことも多く、悩みの種にもなりがちです。毛穴に関する悩みは、加齢による水分量や弾力の低下、過剰な皮脂分泌によって起こります。生活習慣やスキンケアを見直し、つるんとした肌を目指しましょう。