ゆらぎ肌とは?どんな肌の状態の意味?
ゆらぎ肌とは、一時的に不安定になっている肌のことをいいます。一般的に気候の変化が大きく起こる春先にかけて現れやすいのが特徴です。
しかし、特に時期に決まりはなく、気温や花粉などの外部刺激のほかに、ストレスや疲れ、ホルモンバランスなど内部からの影響で起こるケースもあります。
ここでは、ゆらぎ肌のトラブルや特徴について詳しく解説します。
ゆらぎ肌のトラブルをセルフチェック
肌状態がゆらぐと、主に次のようなトラブルが見られます。
<ゆらぎ肌チェック>
・肌がごわつくようになった
・くすみ(※)を感じる
・メイクのノリが悪くなった気がする
・洗顔後に乾燥しやすくなった
・スキンケアがしみる・合わない
・化粧水の浸透(※)が悪くなった
・刺激を感じることが増えた
・ニキビが急に増え、治りにくい
・肌が脂っぽくなった気がする
※くすみ:乾燥によるキメの乱れた肌印象
※浸透:角層まで
肌がカサカサする、ニキビができるなど、トラブルは人それぞれです。多く該当するほど、ゆらぎ肌である可能性が高いといえるでしょう。
ゆらぎ肌と敏感肌の違い
ゆらぎ肌と混同されやすいものとして、敏感肌があげられます。ゆらぎ肌と敏感肌の違いは、はっきりとした定義はありませんが一般的には次のように分けられています。
・ゆらぎ肌:外部刺激や体調の変化などによる『一時的』な肌悩み
・敏感肌:外部刺激や体調の変化などにより『慢性的』にバリア機能が低下している状態
一時的に肌状態に問題が起こるゆらぎ肌とは異なり、敏感肌は乾燥や刺激、生活習慣の乱れなどの理由から時期に関係なく肌トラブルが起こる状態です。複数の要因が影響し、刺激やピリピリ感を慢性的に受けています。
ゆらぎ肌の主な原因5つ
ゆらぎ肌になるのは主に『外部刺激』と『内部からの原因』が考えられます。5つの理由に分け、詳しく解説しましょう。
花粉・ほこり・ちり
まずあげられるのは、花粉やほこり、ちりなど空気中の微細な物質による刺激です。目に見えないほど細かなものですが、肌には大きなストレスとなる場合があります。
また、春になると大量に飛来する黄砂やPM2.5などの大気汚染物質も、肌トラブルを招く要因です。
なかでも春に花粉症に悩まされている方が、同時にゆらぎ肌となるケースもよく見られます。花粉症と聞くと目のかゆみや鼻づまりの印象が強いですが、肌のかゆみや赤みも症状のひとつです。花粉症の方は刺激に対して敏感な状態になっているため、肌状態が不安定になる可能性も高いといえます。
紫外線による刺激
紫外線もゆらぎ肌が起こる要因として考えられます。紫外線は肌のバリア機能を低下させ、乾燥や ニキビなどの肌の悩みを引き起こしてしまうのです。
紫外線は年中降り注ぎます。UVケアも一年中必要ですが、紫外線の強さは季節によって異なります。もっとも紫外線が強いのは夏ですが、春から夏にかけての紫外線量も多いことに注意しましょう。
春の気温はまだ低いものの、油断は禁物です。春にゆらぎ肌となるのは、紫外線対策が不十分なのかもしれません。
乾燥や気温の変化
ゆらぎ肌を起こす外部刺激として、湿度や気温の変化もあげられます。急激に気候が変わる春や秋は特に要注意です。
気温差に肌が慣れるまで時間がかかり、肌の状態が不安定になります。乾燥によって肌内部の働きやバリア機能が低下するとさらに刺激を受けやすくなり、くすみやもたつき、肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなるでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスの乱れがゆらぎ肌の原因になりえます。ホルモンバランスが乱れる原因は主に2つあげられます。
・月経による乱れ:月経前にエストロゲンというホルモンが減り、皮脂分泌が活発になるプロゲステロンが増えるため、ニキビや肌荒れが起こりやすくなる。また、月経中は両方のホルモンが減り、敏感になりやすい。
・加齢による乱れ:30代半ばから卵巣の機能が低下し、卵巣で分泌されているエストロゲンも減る。
エストロゲンはコラーゲンなどの合成にも影響を及ぼすホルモンです。エストロゲンが減り、プロゲステロンが増えていると、皮脂が多く、乾燥している肌状態になりやすいです。
いつもと同じケアを行っているのに肌状態が変化してしまった方は、ホルモンの影響も考えられるかもしれません。
不規則な生活やストレス
最後にあげるのは、不規則な生活やストレスにより自律神経のバランスが崩れてしまったケースです。普段、交感神経と副交感神経は交互に働き、どちらかが優位になりすぎないようにバランスをとっています。
しかし、食生活や睡眠不足、疲労などで心身にストレスがかかると自律神経が乱れやすくなってしまうのです。健康状態と肌、そして精神面はそれぞれ互いに影響し合っています。自律神経の乱れもまた、不安定な肌状態を引き起こしやすくなるでしょう。
春は職場環境や生活スタイルが一変し、新生活を始める方が増える時期です。環境の変化は少なからずストレスを抱えるため、自分のメンタル面にも気を配る必要があります。
ゆらぎ肌のケア方法
肌がゆらぐとトラブルやコンディションが変わりやすいため、どのような対処をしていいのか悩みますよね。ゆらぎ肌でバリア機能が低下しているときは、自分の肌トラブルに合わせたケアができるよう、臨機応変に変えていく必要があります。
ここからは、ゆらぎ肌に対するケア方法をご紹介します。
紫外線対策を徹底する
紫外線対策は、季節問わず一年中必要です。夏は気温も高く紫外線も意識して過ごす方が多い傾向にありますが、夏に次いで紫外線が高いのは、実は春先です。春は夏よりも涼しく、気が付くと日やけしてしまうことが多くあります。
日やけしてしまうと、肌バリアの低下を招きます。しっかりと紫外線対策を行い、肌の調子が乱れるのを予防しましょう。
また、くもりや雨の日であっても紫外線は地上に降り注いでいます。日やけ止めは、季節や気温、天気に限らず日々のケアとして習慣づけすることが大事です。日やけ止めは汗や皮脂によって落ちてしまうことがあるため、2~3時間おきに塗り直しましょう。
スキンケアを見直す
肌を健やかに保つには、適切なスキンケアで必要なうるおいを満たすことが大切です。しかし、誤った方法でスキンケアを続けていると、知らず知らずのうちに肌ストレスが蓄積してしまう可能性があります。
洗顔でゴシゴシと強くこすってしまう、高温のお湯ですすいでしまう、といった無意識でとりがちなNG行動には要注意です。
洗顔はやさしく行い、化粧水で水分をたっぷりと補い、乳液とクリームでフタをする習慣を意識し、肌を乾燥や肌刺激から守りましょう。ゆらぎ肌で肌のバリア機能が低下しているときは、低刺激の製品を選び、肌のうるおいを保ちます。自分の肌状態に合わせて必要な水分や成分を取り入れることを意識しましょう。
化粧品の選び方についての詳しい解説は以下の記事でご紹介しています。
「自分に合った化粧品の選び方|押さえておきたい5つのポイントとは」
生活習慣を見直す
ゆらぎ肌の予防には、紫外線対策やスキンケアのほかに、生活習慣を見直すことも大切です。
たとえば、睡眠は肌と密接な関わりがあります。深い眠りでしっかりと休息をとれば、自律神経のバランス調整やホルモンの分泌、肌のターンオーバー周期を整える効果が期待できるでしょう。睡眠しやすくなるよう落ち着いて過ごす時間を作り、熟睡できる時間を増やしましょう。
また、食事は偏ったメニューにせず、幅広い栄養素をバランスよく摂取しましょう。肌トラブルが現れているときはビタミンB、C、Eを積極的に摂ることが大事です。
・ビタミンB:レバー、マグロ、卵、乳製品など
・ビタミンC:果物、ブロッコリー、ピーマン、豆苗など
・ビタミンE:アーモンド、アボカドなど
不規則な食事にならないように気を付け、規則正しい食生活を心がけましょう。
ゆらぎ肌のスキンケアは「シーボン」
ゆらぎ肌はさまざまなトラブルとなって現れるため、そのときの肌状態に合わせたスキンケアを選ぶ必要があります。しかし、自分の肌状態をきちんと知るのはとても難しいものです。
肌がゆらぎやすい春の新生活を生き生きとした印象の素肌で迎えたい方はシーボンのトライアルプランを体験してみませんか。サロンでのフェイシャルケアに加え、一人ひとりの肌悩みに合わせたスキンケア製品をご提案。日々の適切なスキンケア方法についても相談できますよ。
自分に合ったスキンケア方法について知りたい方は、ぜひお試しください。
*シーボンの体験が初めての20歳以上の女性、お一人様1回限りとなります。
*カウンセリングや肌チェック、お手入れ、アドバイス等を含め、120~150分のお時間をいただきます。
*トライアルプランの代金はご来店時に現金・各種二次元コード決済・各種電子マネーのいずれか でお支払いいただきます。
*当日、肌にアレルギーやニキビ、吹き出物、炎症などの症状がある場合には、お手入れをお受けいただけない場合があります。
*お子様連れでのご来店はご遠慮いただいております。
*シーボントライアルプランは、化粧品のおすすめにあたり、肌に合った化粧品のご購入後のアフターサービスをお試しいただくことを目的としています。
*他のキャンペーンとの併用および変更はできません。予めご了承くださいますようお願いいたします。
*本プランは、予告なく変更する場合があります。
まとめ
ゆらぎ肌とは、花粉や寒暖差、ホルモンバランスなどが要因で肌トラブルが起こりやすい状態のことです。一時的なトラブルとはいえ、多くの方を悩ませています。
ゆらぎ肌には自分の肌状態を適切に見極め、必要なケアをとることが大切です。日々の紫外線対策や生活習慣、スキンケア方法を見直し、ゆらぎやすい季節の肌を健やかに保ちましょう。