化粧下地の塗り方は?肌質や肌悩みに合った下地の選び方も紹介

ベースメイクの仕上がりを左右する化粧下地。正しく塗ることで、ファンデーションのノリや持ちが格段にアップします。しかし、「なんとなく塗っているだけ」「自分に合う下地がわからない」という方もいるのではないでしょうか? 今回は、化粧下地の基本の塗り方をはじめ、肌質や肌悩みに合った下地の選び方について詳しく解説します。化粧崩れを防ぎ、理想的な肌をかなえるために、ぜひ参考にしてみてください。


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化粧下地の主な役割

まずは、化粧下地の役割について理解しておきましょう。化粧下地には主に3つの重要な役割があります。

役割1|肌表面のカバー

化粧下地は、毛穴や肌の凹凸をなめらかに整え、ファンデーションのノリをよくする役割があります。

色ムラを補正するコントロールカラーを使えば、ファンデーションの使用量を抑えられ、厚塗りを防げるのもメリットです。

また、化粧下地の中には、紫外線対策に役立つUVカット効果が含まれているものもあります。

役割2|化粧崩れの防止

化粧下地は、ファンデーションやコンシーラーの密着度を高め、化粧崩れを防ぐ重要な役割を担います。

例えば、保湿力の高い下地を使えば、乾燥によるメイク崩れを防ぐことができ、オイルコントロール効果のある下地を使うと、皮脂によるヨレやテカリを軽減する効果が期待できます。

自分の肌質に合った下地を選ぶことで、メイクを長時間きれいな状態にキープできるのも化粧下地の特徴です。

役割3|透明感(※)やツヤ感の演出

化粧下地の中には、パールやラメが配合されたものもあり、自然なツヤ感をプラスできます。

また、トーンアップ効果のある下地を選べば、肌のくすみ(※)をカバーし、色ムラを補正して明るい印象のある肌に仕上げ、透明感を演出できます。

化粧下地は、理想の肌を叶えるためのサポートもしてくれる重要なアイテムです。

※透明感:メイクアップ効果による
※くすみ:乾燥や古い角質による

化粧下地の基本の塗り方

まず、化粧下地を塗る前に、スキンケアと日やけ止めで肌を整えておくことが大切です。その後、化粧下地を塗ることで、ファンデーションのノリや持ちを高められます。

同じ化粧下地でも塗り方によって仕上がりの印象が大きく変わるため、好みに合わせて塗り方を工夫するのがおすすめです。

・ツヤ肌に仕上げたい方 → 指を使う
・崩れにくさを重視したい方 → スポンジを使う
・毛穴や凹凸をしっかりカバーしたい方 → ブラシを使う

ただし、製品によっては推奨とされる塗り方が決められている場合もあるので、初めて使う際は使用方法をしっかりと確認するようにしましょう。

ここでは、指・スポンジ・ブラシの3つの塗り方を詳しく解説します。

指を使う場合

指を使って塗る方法は、手軽にツヤ肌をつくりたい方におすすめです。

<塗り方>
1.化粧下地を手の甲に適量出す
2.中指を使い、おでこ、両頬、鼻、あごの5ヶ所にのせる
3.中指の第2関節までを使い、内側から外側に向けて伸ばす
4.目元・小鼻・口周りなど細かい部分を指先でなじませる
5.最後にハンドプレスをして密着させる

<ポイント>
・広い部分(頬やおでこ)から塗り始める
・指の腹を使ってムラなく伸ばす

スポンジを使う場合

スポンジを使うと、ムラなく均一に仕上がり、崩れにくくなるのがメリットです。

<塗り方>
1.化粧下地を手の甲に適量出し、中指を使っておでこ、両頬、鼻、あごの5か所にのせる
2.スポンジで内側から外側へやさしく塗り広げる
3.スポンジの角を使い、小鼻・目元、口周りを丁寧になじませる
4.仕上げにスポンジでポンポンと叩き込んで密着させる

<ポイント>
・スポンジでこすらないように注意する

ブラシを使う場合

ブラシを使うと、毛穴や凹凸をしっかりカバーし、なめらかな仕上がりになります。

<塗り方>
1.化粧下地を手の甲に適量出し、中指を使っておでこ、両頬、鼻、あごの5か所にのせる
2.ブラシを使い、内側から外側へ塗り広げる
3.ブラシに残った化粧下地で、小鼻、目元・口周りをなじませる
4.仕上げにブラシでポンポンとやさしく叩いてフィットさせる

<ポイント>
・毛質が柔らかいブラシを選ぶと肌への負担が少ない
・毛穴が気になる部分は、円を描くようにブラシを動かすとカバー力がアップする

自分に合った化粧下地の選び方


化粧下地にはさまざまな機能や特徴があり、選び方によって仕上がりが大きく変わります。自分の肌タイプや肌悩みに合ったアイテムを選ぶと、ファンデーションのノリや持ちがよく、美しい仕上がりが長続きします。

化粧下地を選ぶ際のポイントは、大きく下記の2つです。

・肌タイプに合った化粧下地を選ぶ
・肌悩みをカバーできる化粧下地を選ぶ

ここでは、それぞれの選び方について詳しく解説します。

肌タイプで選ぶ

化粧下地には、保湿効果の高いもの・皮脂をコントロールするもの・低刺激のものなど、さまざまなタイプがあります。自分の肌タイプを理解し、それに合った化粧下地を選ぶことで、より理想的な仕上がりに近づくことが可能です。

乾燥肌の場合

乾燥肌の方は、美容成分を配合した保湿効果の高い化粧下地を選びましょう。特にヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれているものがおすすめです。

また、しっとりとしたツヤ肌に仕上がる化粧下地も乾燥肌に向いています。しっかりとスキンケアで肌を保湿した上で、保湿力の高い化粧下地を塗るのがポイントです。

脂性肌の場合

脂性肌の方は、皮脂を吸着・コントロールする成分(シリコーンなど)が配合された化粧下地を選ぶと、テカリやメイク崩れを防げます。また、マットな仕上がりになるものを選ぶと、長時間化粧崩れしにくくなるでしょう。

特にTゾーンがテカってしまう方は、皮脂コントロールができる部分用下地を使うのもおすすめです。

敏感肌の場合

敏感肌の方は、肌への刺激が少ない低刺激処方の化粧下地を選びましょう。パッチテスト済み・アレルギーテスト済みのものを選ぶのもおすすめです。

肌悩みで選ぶ

肌の悩み別に化粧下地を選ぶのもおすすめです。

ニキビに悩んでいる場合

ニキビができやすい方は、「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載された化粧下地を選ぶのがおすすめです。ノンコメドジェニックとは、ニキビの元となる「コメド」を発生しにくいようつくられていることを意味します。

コメドは初期段階のニキビを指すため、ニキビが気になる場合は、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧下地を使用してみると良いでしょう。

毛穴に悩んでいる場合

毛穴が気になる方は、毛穴カバー力の高い化粧下地を選びましょう。

シリコーン配合のものだと、毛穴の凹凸を埋めてなめらかに見せることが期待できます。Tゾーンや頬など部分的に毛穴が目立つ場合は、部分用下地を選べば気になる部分にピンポイントで使用が可能です。

また、化粧下地は、毛穴が気になる部分にトントンと叩くように塗ると密着しやすくなります。厚塗りすると逆に毛穴落ちしやすくなるため、適量を使いましょう。

くすみ(※)に悩んでいる場合

くすみが気になる方は、イエローやパープル系のコントロールカラー入りの化粧下地を使用すると、肌の色を整えられます。

イエロー系の化粧下地は、肌の色と自然になじみやすいため、ナチュラルな素肌に仕上がるのがメリットです。一方、パープル系の化粧下地は、黄ぐすみをカバーでき、明るい印象の肌を演出できます。

顔色が気になる部分は重ね塗りすると、肌色を均一に整えられます。

※くすみ:乾燥や古い角質による

年齢肌に悩んでいる場合

年齢肌で悩んでいる方は、スキンケア成分配合の化粧下地を選ぶと、乾燥を防ぎながらベースメイクができるのでおすすめです。

特に、保湿力の高い化粧下地を使うことで、メイクをしたままでも肌のうるおいを保ちやすくなります。

まとめ

化粧下地は、塗り方によってメイクの仕上がりの印象や持ちが変わってきます。指・スポンジ・ブラシなどツールによって仕上がりが変わるため、自分のなりたい肌に合わせた方法を選ぶのがポイントです。

また、化粧下地は肌質や肌悩みに合ったものを選ぶことで、より美しいベースメイクをかなえられます。乾燥肌の方は保湿成分配合のものを、脂性肌の方は皮脂コントロール効果のあるものを、敏感肌の方は低刺激処方のものを選ぶのがおすすめです。

肌悩みに応じた化粧下地を選び、適切な塗り方を取り入れることで、メイクの仕上がりをより美しく、快適に保ちましょう。

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