メイクの上から保湿はできる?手軽に保湿できるアイテムや乾燥を防ぐメイクのコツも紹介

肌が乾燥していると、ファンデーションが浮いてしまったり、パウダーが落ちてしまったりすることがあります。メイクをした後に鏡を見て、肌のカサつきに気づくこともあるでしょう。 肌の乾燥が気になるときは、しっかりと保湿をして肌にうるおいを与えることが大切です。とはいえ、メイクの上から保湿してもよいのか気になる方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、メイクの上から保湿する方法や乾燥対策におすすめのメイク、スキンケアのコツについて紹介します。


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メイクの上から保湿するのはOK!その理由は?

湿度が低下する季節や朝晩の寒暖差、冷暖房の長時間利用などにより空気が乾燥すると、肌がカサつきやすくなります。そのため、肌の乾燥を感じたら、メイクの上からしっかりと保湿するのがおすすめです。

肌を乾燥したまま放置すると、肌バリアが低下して水分が逃げやすい状態になってしまいます。また、肌を乾燥から守ろうとして、皮脂が過剰に分泌されるようになります。

皮脂量が多くなることで毛穴の詰まりやニキビを引き起こすおそれがあるため、うるおいをキープして肌の乾燥を防ぐことが大切です。

2ステップでできる!メイクの上から保湿する方法

メイクのヨレや崩れを気にして、日中の保湿を控えている方におすすめのケア方法を紹介します。メイクの上から保湿する手順を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ1.化粧水をなじませる

化粧水を手のひらで温めてから、乾燥しやすい部分になじませていきます。乾燥しやすい頬、額、鼻、口、目元の順でなじませていきましょう。口や目元などの部分は塗り残しがないように、薬指を使って細かい部分までやさしくトントンとなじませるのがポイントです。

保水力が高く、オイルカットの化粧水を選ぶと、メイクの上から塗布しても化粧が崩れにくくなります。しっかりと保湿できるうえにベタつきにくいので、日中のうるおいチャージにぴったりです。

また、持ち運びしやすいコンパクトサイズのミスト化粧水を選ぶことで、手軽に保湿することができます。場所を選ばず肌に必要なうるおいを与えることができるため、携帯しておくと便利です。

ミスト化粧水は種類が豊富にあるので、使用感などを確認しながら自分に合うものを選びましょう。

ステップ2.ハンドプレスで仕上げ

顔全体に化粧水をなじませた後、肌を包み込むようにハンドプレスを行うと、肌にうるおいを閉じ込めることができます。

ハンドプレスで仕上げるときは、こすらずにゆっくりと顔全体を押さえるように密着させていくのがポイントです。肌がもっちりとして手に吸いつくような印象の状態になれば、しっかりと水分補給ができたサインといえます。

ただし、手を横に滑らせるとメイクがヨレてしまうため、そのままの状態で化粧水をなじませるようにしましょう。

手軽にメイクの上から保湿ができるアイテム

手軽にメイクの上から保湿ができるアイテムとして、下記のようなものがあります。

アイテム 特徴
乳液 ・水分と油分のバランスがよい

・滑らかなテクスチャーで肌になじみやすい

クリーム ・油分が多めで特に乾燥が気になるときに適している

・硬めのテクスチャーのものが多く、肌をカバーしやすい

ジェル ・乳液よりも水分量が多い

・さっぱりした使い心地でベタつきにくい

スティック ・美容液を固めたアイテムで保湿成分をたっぷり含む

・部分的に保湿したいときに適している

各アイテムの向いているシーンと使い方を紹介します。

乳液・クリーム・ジェル

乳液・クリーム・ジェルは、目元や口元、小鼻などの部分的な乾燥と顔全体の乾燥の両方に対応できる便利なアイテムです。水分と油分をバランスよく補うことができるので、肌が乾燥しがちな方に向いています。

ただし、洗顔後のスキンケアと同じような手順で顔に塗るとメイクが崩れる場合があるため、メイクの上から使う際のコツを覚えておきましょう。

ベースメイクを崩さずに保湿する場合

ベースメイクはそのままに乾燥が気になる部分を保湿したい場合は、乳液やクリーム、ジェルなどを少しだけ指先に取ってポンポンとなじませましょう。

そして最後に余計な油分をティッシュオフすれば完了です。つける量が多かったり指で伸ばしたりすると、ベースメイクが崩れるので注意しましょう。

ベースメイクを直す際に保湿する場合

ベースメイクを直すついでに保湿したいときは、まず乳液やクリーム、ジェルなどを指先に取り、メイクを直したい部分に塗り込みます。そしてベースメイクとなじんだら、乾いたスポンジを使ってやさしく拭き取りましょう。

最後にファンデーションやフェイスパウダーなどをつけ、ベースメイクを直したら完了です。

スティック

スティックは、美容液の成分を固めて作られたアイテムです。保湿成分が配合されており、目元や口元、小鼻などの部分的な乾燥をケアしたいときに向いています。

メイクの上からスティックを使う場合は、まず保湿したい部分の余分な皮脂やヨレてしまったファンデーションなどをやさしくティッシュオフしましょう。この工程を飛ばしていきなりスティックを使うとムラになってしまいます。

余分な皮脂やファンデーションをオフしたら、スティックを直接肌につけて塗っていきましょう。メイク崩れが気になるときは、指先に少しだけ取ってポンポンとなじませるのがおすすめです。

乾燥を防ぐためのメイクのコツ

メイクの上から保湿をすると同時に、乾燥しにくい肌作りを心がけることも大切です。「保湿」と「ツヤ感」を意識して、乾燥対策を行っていきましょう。ここからは、メイク後のカサつきを軽減するためのメイクやスキンケアのコツを解説します。

メイク前のスキンケアでしっかり保湿する

メイク前のスキンケアでは、化粧水をたっぷり使って肌に十分なうるおいを補いましょう。保湿することで、メイクのノリが良くなったり、皮脂の過剰分泌を抑えたりすることが可能です。

しっかりと保湿する必要がありますが、皮脂の分泌量が多い脂性肌の方は、油分が少なめでさらっとしたテクスチャーのものを選ぶことをおすすめします。収れん化粧水は使い心地がさっぱりとしているので、ベタつきが気になる方に向いています。

化粧水で肌を整えた後は、油分を含む乳液やクリームでうるおいにフタをしておきましょう。ただし、肌表面に油分が残っていると、化粧のヨレや崩れの原因になりかねません。

適量を手に取り、しっかりとハンドプレスしてから1~2分ほど置いて、それでもベタつきが気になるときは軽くティッシュオフしておきましょう。

ここでは、メイク前の保湿におすすめのアイテムを紹介します。

フェイシャリスト デュアルモイストローションQ


バイオヒアルロン酸や加水分解シルクなど、たっぷりと保湿成分を配合した保湿化粧水です。乾燥した肌に素早くうるおいを与えるため、メイク前の保湿ケアに向いています。

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シーボン オールデイパーフェクトベール

シーボン オールデイパーフェクトベール
朝・夜のケアをレベルアップさせる、洗い流さないパックです。普段通りのスキンケアの最後にプラスするだけで、3種のベールがうるおいを閉じ込め、スキンケア後のうるおいに満ちた肌をキープします。ベタつかないので朝のメイク前にも使いやすいアイテムです。

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化粧下地で土台を整える

次に、セラミドやヒアルロン酸などの高保湿成分が配合されている化粧下地を使用して、うるおいのある肌に整えておきましょう。

額・両頬・鼻・あごの5点に化粧下地を置いてから、顔の内側から外側に向かってなじませていきます。Tゾーン(額から鼻先)は薄く均一に塗ると、化粧崩れしにくくなります。

一般的な使用量の目安であるパール粒1~2個分でも足りない場合は、少しずつ追加しながら調整してみてください。多すぎてしまったときは、軽くティッシュオフしておけば問題ありません。

また、乾燥が気になるときはマット系の化粧下地よりも、ツヤ肌下地のものを選ぶのがおすすめです。マット系のものは皮脂を吸収する粒子が多いため、乾燥肌の方が使用するとカサつきやすくなることがあります。

一方、ツヤ肌下地は保湿成分が含まれているものが多いので、肌のうるおいを保ちやすくなります。紫外線も乾燥の原因になるため、UV効果があるものを選ぶとよいでしょう。

高保湿ファンデーションを使う

乾燥が気になるときは、リキッドやクリーム、クッションファンデーションなど「液状」のファンデーションを選ぶのがおすすめです。肌に密着しやすいので、化粧崩れを起こしにくいメリットがあります。

一方、パウダーファンデーションは、乾燥が気になるときは避けた方が無難です。

クッションファンデーションを選ぶときは、ツヤ肌仕上げかチェックしておくことも大切です。ほかにも、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されているファンデーションを選ぶとよいでしょう。

ファンデーションを塗った後は、スポンジでなじませておくと肌に密着しやすくなり、化粧のムラや厚塗りを防ぐことができます。

仕上げのフェイスパウダーで化粧崩れを防ぐ

フェイスパウダーを取り入れると、化粧崩れを防ぎやすくなります。化粧下地やファンデーションの密着度を高め、余分な皮脂を吸着する役割があるからです。ファンデーションの厚塗り感が抑えられて、ナチュラルな印象に仕上げることができます。

ルース(粉状)のフェイスパウダーは、プレスト(固形)のものよりもツヤ感が出やすく、肌のカサつきが目立ちにくくなるので、乾燥肌の方にぴったりです。

カサつきが気になるときは、アミノ酸やヒアルロン酸などの保湿成分でコーティングされているフェイスパウダーを選ぶとよいでしょう。また、艶やかな印象にしたいときは、パフではなくブラシを使用するのがおすすめです。

ポイントメイクはツヤ感を意識する

乾燥が気になるときは、パウダーよりもリキッドやクリーム・バームタイプのチークやアイシャドウを使用するとよいでしょう。

リキッドチークはパウダー状のものよりも自然に仕上がり、クリームチークよりももちがよいのが特徴です。このタイプのチークやアイシャドウは、水分量が多く伸びがよいので、濃淡を調節しやすいメリットがあります。

クリームチークは練りチークともいわれ、しっとりとした質感のものが多くあります。血色のよい肌に見せることができて、ナチュラルなツヤ感を演出したいときにおすすめです。クリームアイシャドウはオイル成分を多く含んでいるので、目元の乾燥が気になるときに効果的です。

バームタイプのアイテムは、主に美容オイルで構成されていて、固形化された軟膏のような形状のものです。肌にフィットしやすく、保湿感覚でメイクの上からでも使うことができ、サッと伸ばすと自然なツヤ感と血色感が得られます。

まとめ

肌の乾燥が気になるときは、メイクの上からでも保湿することができます。肌を乾燥したまま放置すると肌バリアの低下や、皮脂の過剰分泌を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。

メイクの上から保湿するときは、化粧水をしっかりなじませて、肌を包み込むようにハンドプレスを行いましょう。保湿ケアと同時に乾燥しにくい肌作りを心がけることも大切です。

また、高保湿の化粧下地やファンデーション、フェイスパウダーで化粧崩れを防ぐのがおすすめです。ポイントメイクはツヤ感を意識して、自然な印象の肌に近づけていきましょう。

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